wilderness

変態ボード

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はい、本日は、変態ボードのお話。

皆さんは、サーフボードに何を求めていますか?

例えば、10人中10人が乗り易いと認めるサーフボード。
これはこれで、どんな波のコンディションでも楽しめて最高
な訳なのですが、こんな変態なボードを求めるという方も
少なくないんですね。

ジョシュのボードなんて、ホント、誰が乗っても楽しめる
ボードで、どんな波のコンディションでも、サーファーを
満足させてくれる優等生。

一方、そんなボードでは、物足りないという変態なサーファーも
実際存在するわけです。

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例えば、こちらのLiddle/Burrito DX 5'10"。

まあ、ハルスタビー全般に言える事ですが、
ハルスタビーは、ボトムがラウンドしているので、
テールを強く踏み込むとボードがスリップしたり、
レイルが入り過ぎたりって事があります。

でも、それは、乗り方の問題。

ハルスタビーの乗り方をマスターすれば、他のどんなボード
でも味わえない、爆発的な加速感を楽しめる素晴らしいボード。

とにかく、乗り方をマスターしなければ、その加速感を
味わう事は出来ませんが・・・・。

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そして、こちらのエッジボード。

WILDERNESS/Orijinal Egg boards 7'0"。

エッジボードも癖がありますね〜笑。

初めて乗る方は、ターンの際テールを踏み込むと、
エッジが効き出した瞬間、ガックン!って急に
ターンの角度が変わったりするんです。

でも、エッジボードもハルスタビー同様に、
乗り方をマスター、と言うか慣れてしまえば、
シングルフィンとは思えない、鋭く鋭角なターンが
楽しめるバケモノなのです。

大概の方が、1、2度乗って、こりゃダメだ。
って、諦めたり決めつけたりするパターンに
なりがちなのですが、そこは試練。

もう少し乗り込み、ボードが持つ癖を理解し、
それを生かせる乗り方をマスターさえ出来れば、
その先に待ってる異次元の世界に迎えられる
って訳なんですね〜。

そう、ハルスタビーもエッジボードも、
とにかく癖が強い。

でも、試練の先には、優等生ボードでは味わえない、
とんでもない魅力と出会えるボードなんです。

そして、特にハルスタビーの場合、
暫くそれだけを乗り続けていると、
普通のレイルのボードに乗った時に、
サーフィンが変わっている事に気がつくはずです。

はい、ターンが上達するんです。
これマジです。

私も、もろに実感しておりますし、
お客様の中にも、同じ事を言われる方が
いらっしゃいますので。



そうですね〜。

私からのアドバイスとしては、サーフボードを常に数本は
所有しているサーファー向けでしょうかね〜。

一応、安牌ボードもしっかり抑えといて、
ハルスタビーやエッジボードに合った
波のコンディションの時に出動させる。

結局、そのコンディションとは、最高の波の日。
まあ、どんなボードに乗っても楽しい日なのですが、
ハルスタビーやエッジボードでその波に乗ると、
別格の体験が出来ちゃったりするんです。


こんな話を聞いて(読んで)、それでも興味が湧いてきた変態な貴方。

是非、こんな変態ボードを体験してみて下さい!





それでは、みなさん、ごきげんよう。



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ホーリー梶川






Hulls 本編

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集中力が続かず、本題に入る前に
終わらせてしまった先日のブログ記事でしたが、
本日、後編をお送りしたいと思います。

ハルスタビーが、カリフォルニアの特にマリブを中心に
盛り上がりを見せたのは、1970年前後。

68年頃にグレッグ・リドルを中心に何人かのシェイパーが
ハルスタビーをシェイプし始めていますが、実は、当時は、
それほどまでに変わったボードとしては認識される程の
ものではありませんでした。

当時の感覚からしたら、ごくありがちなエッグノーズのシングルフィン。
ロングしかなかった時代から、この手のミッドレンジのボードに
サーファーは乗り換える時代で、その内の1本に過ぎなかった。
そんなレベルの存在のハルスタビー。

はい、ハルスタビーの特徴とも言える、Sデッキ、コンベックスボトムなどは、
当時の一般的なシングルフィンの殆どが、その特徴を備えています。
言い換えれば、当時のシングルフィンは、どれもハルボトムだったんです。

私は、1970年頃にシェイプされた、初期のハルスタビーを
2本所有していますが、シェイプは、現行のハルスタビーとは
かなりかけ離れています。

共に、Sデッキとコンベックスのコンビネーションですが、
レイルは、決してピンチレイルとは言えない、ぽっちゃりしたもの。
当時の他の誰もがシェイプしていたシングルフィンと、
なんら変わりのないシェイプ。
皆さんが認識しているハルスタビーは、極薄なレイルですもんね。
実は、当時のリドルは、今のものとは全然違うんです。

私がカリフォルニアで見た、Shapes snd Hullsのティムさんが
シェイプした70年代前半のビンテージハルスタビーは極薄レイル。

それまで、私の解釈では、ハルスタビーのあの極薄レイルが完成したのは、
80年代以降だと思っておりましたが、ティムさんのボードを見る限り、
70年代から存在していた事になります。

もしかしたらもしかすると、あの極薄レイルを定着させたのは、
ティムさんかもしれませんね。
ティムさんは、グレッグ・リドル氏と当時から、テンプレートを
分け合ったり、シェイプに関する情報交換をしていたほどの仲。
そして、今でも交流のある古い親友なので、この辺りの真相は、
次回、カリフォルニアに行った際、色々と話を聞きながら
紐解いてみたいと考えております。

いや〜、ますます、ディープになって参りましたね〜。

困りました・・・。

それでは、ようやく、本編に入りましょう。


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上がLiddleで下がWilderness。

リドルにもたくさんのモデルがあり、
ポイントブレイカーは、もっと強いノーズロッカーがついていますが、
こちらのデスマシーンはフラット。ペッタンコフラットロッカーです。
Sデッキ具合も強調されていますね。

一方、ウィルダネスの方は、そこまで強いSデッキではないですね。
ノーズロッカーも軽くついてます。

ここで、一つ、大きな差がある事に注目してください。

レイルのポイント部分。
(一番端っこ。写真だと白く反射してるラインです。)

リドルは、ノーズからテール前まで50/50となっていますが、
ウィルダネスは、ノーズが30/70。または、それ以上に捲れ上がってます。
センター付近も軽く40/60。要は、デッキ側よりもテール側からの方が、
強く巻き上がっているという事ですね。

ここは、性能に大きく影響してきますね〜。

巻き上がれば巻き上がるほど、ハルシェイプの個性が強く出ますので。


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リドルをノーズからテール付近まで、数枚の写真で見てみましょう。

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カーブの途切れないコンベックスボトム。

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50/50。

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テール付近は、弱いVee。

全てをカーブで繋いだ、実にシンプルで綺麗なボトムデザインです。

ビンテージのリドルは、同じボトム形状ですが、
レイルが全く違います。かなりのぽっちゃりさん。
(それはそれで乗りやすいです。)

そうだ、今、思い出しました。

私が所有しているスキップさんのビンテージエッグ。
あのボードとリドルのボトムやレイルの感じがよく似てますね。
そうそう、さっき言った、当時のハルは特別なものじゃ無かったって話ですよ。
そのエッグの様に、多くのシングルフィンが、同じ様なコンビネーションで構成された
デザインだったということなんです。


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続いて、ウィルダネス。

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先ほども申し上げましたが、ウィルダネスのレイルは、
強烈なアップスタイル。
ですが、レイル以外のボトム部分は、そこそこフラットに近い感じ。

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凄いでしょ〜。これ、ノーズ付近。
ほぼ、100%デッキ側に反り上がってます。
ボトムとのバランスが絶妙なんです。

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右側がボトム。
巻き上がりの強さが分かりますね〜。

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テール付近は、リドルと同じ感じ。
ゆる〜いVeeボトムです。

ウィルダネスは、レイルが超強烈なアップレイルで、
その分、ボトム部分で調整しトータルバランスを調整しています。

一見、ウィルダネスの方が癖が強そうに見える
シェイプデザインですが、乗り易いのはウィルダネスの方が上。

スピードは、どっちかな〜。

同じ乗り比べた事がないので、はっきりと申し上げられませんが、
なんとなく、リドルの方が上の様な気もします。
(本当に分からんよ〜。でも、とにかく、どっちも早いことだけは間違いないですよ。)


60年代後半から歴史が始まったハルスタビー。
レイルが薄くなったり、年を重ねる毎にシェイプは進化してきたボードですが、
クラッシックなマインドを重んじる、スタイリッシュなサーファーから
支持されている事は、紛れもない事実。

当時のオリジナルシェイパーが、今尚、シェイプし続ける、
まさにクラシカルそのものとも言える、
ジョージ・グリーノウが生んだウィルダネスを選ぶか、

グレッグ・リドル氏は、引退したものの、グレッグ氏の
熱いハルスタビー魂が、そのまま引き継がれたLiddle Designs
を選ぶかは、あなた次第。

ここで、はっきりと言えるのは、共に他のボードでは、
決して味わう事のできない、乗った瞬間から強烈に感じるスピード。

その景色は、確実に今まで乗ってきたボードとは違い、
プルアウトした時、思わず、声が出てしまう程の感動が、
そこにあるのです。


それでは、みなさん、ごきげんよう。



全国のハル乗りの皆さん、
これポチってくれなかったら残念だな〜。

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書いてて、ハルに乗りたくなってきた〜。
ホーリー梶川





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