最近の第三次フィッシュブーム。
はい、完全にフィッシュブーム。
当店にも多くのお問い合わせがあり、そして、人気の売れ筋ボードです。
第一次フィッシュブームは、1970年代後半から80年代にかけ
スケートブームと平行して、タウン&カントリーやアイパなど、ハワイのボードが
中心にブームになった時期がありました。
(アイパーも流行ったね。分かんない若人は調べよう。)
続いて、2000年代。私も、そこで、フィッシュに嵌った一人。
その時は、スキップ・フライを中心とする、サンディエゴ系のフィッシュに
人気が集まりましたね。
サーフムービー、LITMUSが発売された後を追っかけ、一気に人気沸騰です。
それから10年ぐらい間が空き、昨年辺りから、第三次ブームの突入。
カリフォルニアに行っても、フィッシュに乗っているサーファーが増え、
多くのポイントで見かけるようになりました。
これも、サーフムービーFISHの影響が大きいかもしれませんね。
皆さん、フィッシュについて色々と勉強されていると思いますが、
今日は、フィッシュのフィンについてお話ししてみましょう。
1970年代から80年代にかけてのフィッシュブームの時は、
スケートのブームの時期であり、サーフィンとの関係の深い時期。
サーファーは、波のない日はスケート。スケートだけを専門でやる、
スケーターというよりも、サーファーの波のない日の遊びでした。
その時は、チックタック的な動きがサーフィンにも流れていき、
当時のサーファーは、パッタンパッタンって今とはまるで違う動き。
手を広げて、ガニ股の広いスタンスで、パッタンパッタン。
ドライブターンなんて存在しない時代。
その時のフィンは、ベースが狭く背の高いフィンが
ボードにセットされていました。
強いVeeボトムでテイルも細く絞られ、とにかくよく動く。
というか、暴れる。今の乗り方にはマッチしないボードでしたね〜。
最近の第三次フィッシュブームの中心となっているのは、
第二次ブームに続き、サンディエゴ系。
左のフィンを持つボードです。
このフィンは、キールフィンと言われています。
ベース幅があり後ろはストレートな
形状を持つおにぎりみたいな形のフィンです。
このフィンの最大の特徴は形ではなく、実は、ダブルフォイル。
ダブルフォイルというのは、フィンの内側と外側が同じようにシェイプされています。
写真で分かるでしょうか。同じ様に先端に向かって薄くなっていますよね。
このフィンの特徴は、ドライブ性能を向上させます。
大きく伸びのあるターンを生み、スピードの乗ったサーフィンを可能とします。
私も、これに嵌っちゃって、オルタナティブの世界にのめり込んじゃったって訳です。
一方、こちらスティーブ・ブロムですが、
片面フォイルを採用しているフィッシュもございます。
片面フォイルの特徴は、フィンの外側がフォイルされていて、内側はストレート。
飛行機の羽根と同じ理屈ですが、カーブがある方が水の抵抗が強い訳ですので、
そちらに引っ張られるという現象が起きます。
それにより、スピードを生むのと同時にターンにキレが出ます。
乗ってみるとすぐに感じるぐらい、その差は大きいもので、
サンディエゴフィッシュに乗っていた方は、デビッド・ヌヒワ(DYNO)系の
フィッシュに乗ると、動きの良さに驚かれます。
反対に、DYNO系シェイプのフィッシュに乗っていた方が、
サンディエゴ系のフィッシュに乗ると、スピードの乗ったドライブターンに
感動するのです。
その他にも、この二つのフィッシュには、テイルの形状やボトムデザインなど、
大きな違いがあり、トータルの乗り味にかなりの差が出てきます。
さてさて、どっちがいいのか・・・。
それは、あなたのスタイルだったり好み。
答えはありません。
でも、どっちも、本当に素晴らしいボードです。
共に40年以上も歴史があり、今尚、世界中のサーファーに
愛され続ける、オルタナティブボードの原点とも言えるボードです。
こんな暑い日は、スイカでも食べながら当店のブログを見て、
悶々としちゃってください。
もう時期ボーナスっす。
カミさんに枠を開けてくれ〜って、そろそろ、切り出しておきましょう。
今日もPCですよ〜。
にほんブログ村
ホーリー梶川
はい、完全にフィッシュブーム。
当店にも多くのお問い合わせがあり、そして、人気の売れ筋ボードです。
第一次フィッシュブームは、1970年代後半から80年代にかけ
スケートブームと平行して、タウン&カントリーやアイパなど、ハワイのボードが
中心にブームになった時期がありました。
(アイパーも流行ったね。分かんない若人は調べよう。)
続いて、2000年代。私も、そこで、フィッシュに嵌った一人。
その時は、スキップ・フライを中心とする、サンディエゴ系のフィッシュに
人気が集まりましたね。
サーフムービー、LITMUSが発売された後を追っかけ、一気に人気沸騰です。
それから10年ぐらい間が空き、昨年辺りから、第三次ブームの突入。
カリフォルニアに行っても、フィッシュに乗っているサーファーが増え、
多くのポイントで見かけるようになりました。
これも、サーフムービーFISHの影響が大きいかもしれませんね。
皆さん、フィッシュについて色々と勉強されていると思いますが、
今日は、フィッシュのフィンについてお話ししてみましょう。
1970年代から80年代にかけてのフィッシュブームの時は、
スケートのブームの時期であり、サーフィンとの関係の深い時期。
サーファーは、波のない日はスケート。スケートだけを専門でやる、
スケーターというよりも、サーファーの波のない日の遊びでした。
その時は、チックタック的な動きがサーフィンにも流れていき、
当時のサーファーは、パッタンパッタンって今とはまるで違う動き。
手を広げて、ガニ股の広いスタンスで、パッタンパッタン。
ドライブターンなんて存在しない時代。
その時のフィンは、ベースが狭く背の高いフィンが
ボードにセットされていました。
強いVeeボトムでテイルも細く絞られ、とにかくよく動く。
というか、暴れる。今の乗り方にはマッチしないボードでしたね〜。
最近の第三次フィッシュブームの中心となっているのは、
第二次ブームに続き、サンディエゴ系。
左のフィンを持つボードです。
このフィンは、キールフィンと言われています。
ベース幅があり後ろはストレートな
形状を持つおにぎりみたいな形のフィンです。
このフィンの最大の特徴は形ではなく、実は、ダブルフォイル。
ダブルフォイルというのは、フィンの内側と外側が同じようにシェイプされています。
写真で分かるでしょうか。同じ様に先端に向かって薄くなっていますよね。
このフィンの特徴は、ドライブ性能を向上させます。
大きく伸びのあるターンを生み、スピードの乗ったサーフィンを可能とします。
私も、これに嵌っちゃって、オルタナティブの世界にのめり込んじゃったって訳です。
一方、こちらスティーブ・ブロムですが、
片面フォイルを採用しているフィッシュもございます。
片面フォイルの特徴は、フィンの外側がフォイルされていて、内側はストレート。
飛行機の羽根と同じ理屈ですが、カーブがある方が水の抵抗が強い訳ですので、
そちらに引っ張られるという現象が起きます。
それにより、スピードを生むのと同時にターンにキレが出ます。
乗ってみるとすぐに感じるぐらい、その差は大きいもので、
サンディエゴフィッシュに乗っていた方は、デビッド・ヌヒワ(DYNO)系の
フィッシュに乗ると、動きの良さに驚かれます。
反対に、DYNO系シェイプのフィッシュに乗っていた方が、
サンディエゴ系のフィッシュに乗ると、スピードの乗ったドライブターンに
感動するのです。
その他にも、この二つのフィッシュには、テイルの形状やボトムデザインなど、
大きな違いがあり、トータルの乗り味にかなりの差が出てきます。
さてさて、どっちがいいのか・・・。
それは、あなたのスタイルだったり好み。
答えはありません。
でも、どっちも、本当に素晴らしいボードです。
共に40年以上も歴史があり、今尚、世界中のサーファーに
愛され続ける、オルタナティブボードの原点とも言えるボードです。
こんな暑い日は、スイカでも食べながら当店のブログを見て、
悶々としちゃってください。
もう時期ボーナスっす。
カミさんに枠を開けてくれ〜って、そろそろ、切り出しておきましょう。
今日もPCですよ〜。
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