以前、カリフォルニア・ベニスビーチで手に入れた、ビンテージの”WEBER SURFBOARDS”。
本日は、こちらのボードのご紹介といきましょう。
”WEBER SURFBOARDS”は、David "Dewey" Weberが、1960年にベニスビーチでスタートさせた歴史あるサーフボードブランド。
古くは、デビッド・ヌヒワ、ドナルド・タカヤマ、ナット・ヤング等、錚々たるチームメンバーが名を連ねていました。
ロングボードのシェイプを基本とするシェイパーでしたが、70年代のショートボードレボリューションの際には、この様なシングルフィンもラインナップしていたのです。
長さは、6’4”。当時、カリフォルニアでは、この辺りの長さのシングルフィンが主流でした。
ワイデストポイントは、センターから1/3辺りの場所に位置します。テイルはスワロー。定番のスタイルです。恐らく、シェイプからして見て、70年代初頭のボードです。同じ70年代でも、後半のボードとなると、大きくシェイプに違いがありますからね〜。
一番厚い部分も、ノーズから1/3辺りに位置します。そこから、センター、そして、テイルに向けて、徐々に薄くなっていきます。テイル付近は、随分と薄い仕上がり。これも、当時の定番ですね。一番厚い部分は、なんと、8,5CM!(約3・1/2) 男の乗り物です。
シェイプを見ていると、当時のサーフィンが目に浮かびます。
スタンスは広く”がに股”。ポジションは、センターより前。
そして、両手を大きく広げ、”ダウン・ザ・ライン”でカッ飛んでいく...。
スタンスは広く”がに股”。ポジションは、センターより前。
そして、両手を大きく広げ、”ダウン・ザ・ライン”でカッ飛んでいく...。
当時のボードは、細かい”仕事”が各所で見られます。
ピンラインも、激細の2本入り!こんな、面倒臭い仕事、最近のボードでは、お目にかかることはありませんね。
アウトラインも、最高に渋いですね〜。正面から見ると、益々、ノーズ寄りにボリュームを持って来ているのが良く解ります。
40年以上も前のボードとは思えないコンディションですが、フィン周りだけは逝っちゃってます。近々、フルレストアを兼ね、フィンボックスを今の物に交換するか、オンフィンにしてやろうと企んでおります。
いえいえ、飾る為ではありません。
現役に復活する為です。
現役に復活する為です。