サーフボードリペア

ボトムエクボ直し 後編

FullSizeRender
こちらの訳のわからない写真。

はい、本日は、ボトムのエクボ直し後編。

気にしない人だったら、正直、これでも十分なくらい
パッと見、分からないレベル。

ですが、最後までキッチリ仕上げるのが優良店。

それでは、進めますよ〜。

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準備するのは以下のもの。

・耐水ペーパー 800番&2000番

・あて木
(ホームセンターの木材カットコーナーの端っことかで100円とか、
激安で手に入ります。あとは、かまぼこに付いてる木の板でもいいです。)

・コンパウンド
(車のホワイト車用でもいいですし、買うなら安いピカールで十分。)

・乾いた布
(雑巾でいいです。)

解り易いし親切な説明ですね〜。
流石、優良店!

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先ずは、リペアの箇所に水をぶっかけましょう。

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最初に使うのは、800番の耐水ペーパー。

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こんな風に、当て木に巻きつけて使用します。

要するに、木のフラットな面を利用するという訳です。

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こんな感じ。
修理する箇所を中心に前後左右、シュルシュルと
擦ってあげてください。
こするのが怖くて、患部だけをチョロチョロやるんじゃダメ。
豪快に広範囲を擦るのがコツです。

途中、手で面を確認しながら行うと良いですよ。
段差がなくなったか確認しながら、って訳です。

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そろそろかなぁと思ったら、一旦、水をぶっかけて、
リペア箇所がどうなってるのか確認しましょう。

もし、まだ、ボトム面が歪んでいる様でしたら、
再度、800番の耐水ペーパーで同じ作業を繰り返します。

そして、面が整ったことを確認したら、次の段階に入ります。

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続いて、2000番の耐水ペーパーで仕上げます。

これは、800番でついた細かい傷をより細かくする作業。

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この作業には、当て木は必要ありません。
手のひらで、さっき削った部分より広範囲を
シュルシュルします。

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最後に、最終仕上げ前の確認。

ちゃんと、面が整ってますね〜。

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はい、最後はコンパウンド。

このコンパウンドは、優良店のみ使用出来る特別なもの。
(ウソ、でも、ホームセンターあたりでは手に入らないです。)

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リペア箇所に適量を垂らし・・・。

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あとは、擦り上げるだけ。

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どうっすかね〜。

今回のこの作業。
10分もあれば出来るレベルの簡単なものです。

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この、当て木を使う手法は、他のリペアでも
仕上がりを格段に良くする裏ワザです。


波がない休みの日は、こんな事やって、
大事なボードを復活させちゃってください。

是非、皆さんもやってみてくださいね〜。



ポチ待ってるよ〜!

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ホーリー梶川





エクボ取り

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はい、本日は、究極を極めた優良店ならではの
嬉しい嬉しい豆知識を皆さんにお披露目したいと思います。

こちら、昨日お世話になったブロムフィッシュ。

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よ〜く見ると、ボトムにエクボがあるんです。

まあまあ、性能に影響するものではございませんが、
あなたの大事なボード、せっかくなら綺麗な方がいいですもんね〜。

はい、任せてください。

誰でも簡単に治せる方法を教えてあげますから。

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用意するものはこんな感じ。

レジン
硬化材
紙コップ(透明のやつはダメです。)
割り箸
ハサミ
マスキングテープ
クリアファイル
紙やすり(#320前後。適当でいいです。)

それでは、作業開始〜!!

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まず、凹んだ箇所を紙やすりを使って表面を荒らします。
これは、レジンの密着を高める為。

コツは、なるべく凹んだ箇所だけサンディング。
(まあまあ、そんなに慎重になる必要はありません。
後でどうにでもなりますので。)

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レジン少々に、硬化材適量。
はい、このくらいの量だったら、通常は、数的で良いのですが、
今回、使用するレジンの量が少ない為、硬化材は多め。

そうだな〜、7、8滴ってところでしょうか。
(気温が低い時は、もうちょい多くても問題ないですよ。
でも、入れすぎにはご注意を!熱持って怖いっすよ〜。)

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硬化材を混ぜる時は、泡立たない様にしましょうね。
泡立ったレジンを使用すると、仕上がった時、泡が残りますから。

レジンの量は、今回のチビエクボだったら半滴で十分。
割り箸で、チョンって感じでボードにタッチです。

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次に、クリアファイルの登場!
こんな感じに、その箇所の大きさに合わせたクリアファイルを
カットして用意しましょう。

ここで、優良店ならではの異次元裏技!!

実は、クリアファイルには、表裏がありまして・・・。

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こちらが裏側ですね。

写真じゃ分かり難いですが、表はツルツルで裏はつや消し。

こっからですよ〜。今、ポチっちゃう〜?

ツルツルな表面は、グロス&ポリッシュのボードで使いましょう。

つや消しな裏面は、サンドフィニッシュのボードに使いましょう。

ボードの仕上がりに合わせて使用する事で、スンゴイ差が出るんです。
分かるか?若者〜。こういうのはな〜、経験して学ぶんだよ。
インスタばっかり見てる場合じゃないぞ〜!
(でも、ウチのは見てくださいね。)

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そんで、こんな感じでクリアファイルをペッタンコン。
続いて、クリアファイルが反ったりしない様に、
マスキングテープでガッチリ固定。

オッケ〜、オッケ〜。

そうっすね〜。

気温が20度もあれば、30分でパカ〜って剥がしちゃって大丈夫。
でもご注意を!!まだ触っちゃダメですよ〜。

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矢印のところ。
ここが、エクボのところだったんだけど、
ホント、ほとんど分かんなくなったでしょ〜。
何だったら、このままでも良いぐらいな感じ。

さっきのクリアファイルの表裏の話。
あの時、裏側をペタンコしてたら、そこだけ、
サンドフィニッシュみたいになっちゃうんす。

まあ、最終的には仕上げちゃうんで
どうでもいいっちゅう話かもしれませんが、
まあ、ここは、優良店なもんで・・・笑。

レジンの完全硬化には、少なくても2日はかかるので、
このまま、少し待ちましょう。

今回のリペア方法は、レジンの量を極力抑える事により、
あとの仕上げの作業が100倍楽になるという素晴らしいやり方。
この状態でも、ほとんど面は出来ているので、ほぼ硬化してる明日にでも
使用する事はできるし、その後の面だし作業も一瞬で終わっちゃう。

リペアをやった事がない方も、このやり方なら、
簡単に綺麗に直せちゃいます。
是非、試してみてくださいね。
仕上げる時もHow toを記事にしますので
楽しみにしていてください!!


ポチんない人は、このやり方マネしちゃダメ〜。なんて笑

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ホーリー梶川





リペアしてみませんか?



こんにちは。


台風シーズンのこの時期。

グッドウェーブが期待できる、サーファーにとっては恰好の季節ですね。


しかし、いい波の時に限ってボードをクラッシュ。
後ろ髪引かれながら退散。。

なんてことありますよね。



本日はそんな時に便利な、リペアアイテムを紹介したいと思います。
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まずはこちら

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Joe Roper's Ding Tape

地元サンディエゴのサーファーから
絶大な信頼を得ている、リペア職人
Joe Roperさんが経営するショップの
オリジナルリペアテープです。

伸縮性があり、接着力も強く剥がれにくく、
車に一つ装備しておけば、何かと便利です。
ステッカー付きなのも嬉しいところ。



次はこちら。

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SOLAREZ

大人気。SOLAREZシリーズです。
太陽光に当てると、3分で固まるソーラーレジン。

リペアに慣れていない方でも、
これを使えば簡単にボードを修理する事が出来ます。

白は、フィラー入りのレジンで、
1cm以上の深い傷に適したリペア剤。
仕上がりもホワイトです。

黄色いは、透明のタイプでガラスクロス入り。
1cm以下の傷に適しています。

そして、青はエポキシ用。
EPSフォームのボードのリペアに。



本格的にリペアしたい方にはこちらを。

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DECANT リペアシリーズ

DECANTのクリアレジンは、
ガラスクロスに対し高い浸透性を持ち
トップラミネーターも認める最高級品。

パーメックは、このクリアレジンを硬化させる際に使用する、影の力持ち。

さらにリペアの際、ガラスクロスを使用すれば、
より頑丈に仕上がります。

もし、手にクリアレジンがついても大丈夫。
DECANTのアセトンがあれば簡単に落とせます。

※ウレタン製サーフボードのみにご使用いただけます。
 溶ける恐れがあるため、EPS素材にはご使用になれません。




いかがでしょうか?


リペアアイテムを揃えて、お気に入りのマイボードを蘇らせてみては?




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かっちゃん







Pendoflex公認リペアマン

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お客様からお預かりした、Pendoflexのパッチリペア。

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ご心配されている方も少なくないかと思いますが、
やはり、使用していくうちに端っこが剥がれてきたり、
破れたりする事もございます。

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でも、心配はご無用です。

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なんせ、当店にはPendoflexの公認リペアマンと
パッチシートの純正品がございますので。

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それでは、リペア開始!

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先ずは、カッターナイフで綺麗なカーブを描く様にカットします。

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続いて、純正パッチシートをその切り口に合わせカットします。

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カットしたパッチが綺麗にハマる事を確認したら、
水に強く強力な接着剤で接着します。

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接着された事を確認したら、カッターナイフでアウトラインを整形します。

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ポリッシャーを使用し、パッチシートの高さを合わせましょう。

最後にサンドペーパーとカッターナイフで微調整。

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完成しました!
ほぼ、元通り!

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継ぎ足したのは、近くで見ると分かりますが、
結構、いい感じに直ってますね。


如何でしょうか。

こんな感じで、Pendoflexのデッキパッチは公認リペアマンの手によって
完璧に修復されるのです。

ですので、現在、Pendoflexをお持ちの方は、安心して乗ってくださいね。
そして、今後、ご検討の方も安心してご検討ください。



Pendoflex公認リペアマンがいる店、
ホーリースモークからのお知らせでした。


ポイント爆裂キャンペーンは、もう時期終了いたします。
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ホーリー梶川




嵐のリペア

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リペア名変更です。

昨日、オーバーサンディングにより、再度、貼り直した
ガラスクロスは、作業できるまでの硬さになっていたので、
サンディングにより、最終的な整形を行ってみました。

写真で分かるでしょうか?

ガラスクロスの目が思いっきり出ていますね。

でも、全然、気にする必要なしです。

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トップコートをかましてあげれば全て解決しますので。

こういったサンディングフィニッシュのボードに適してるのは、
エアーウレタンのつや消しクリア。

結局、最終的にはサンディングマットで仕上げるのですが、
普通のクリアだと、光沢を消すのが面倒なので、
つや消しを使用した方が、後々楽ですよ。

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ボトムの面出しも、昨日のブログでお見せした
ヤスリホルダーを使用すれば、簡単に面出し可能です。

はい。あまり、レジンを盛り過ぎると、仕上げる時にマッスルが
パンパンになってしまいますが、地道にシゴき上げてやれば、
ちゃんと、ボトム面は綺麗になるものです。

例えば、ダブルコンケーブが深いボードなんかの場合は、
ちょっとしたテクニックが必要ですが、まあ、最悪、
オーバーサンディングしちゃっても、いくらでも後で直せますので・・・。

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こちらがボトムのリペア痕。
少し、他より暗い感じに仕上がりましたね。

でも、全然オッケー。

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レイルはこんな感じ。
このボード、元々、届いた時からレイルにリペア痕らしきとこもあったし、
全く気にしません。

ちょっと、ボロい方が雰囲気があってカッチョいいっすね。


これで、私のDeath Machine 7'1"は、再び、”その日”の出番
に備え、いつでも出動できる体制が整いました。



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ホーリー梶川





炎のリペア

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先日に続くLiddle Death Modelのリペア記事。


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先日、ラミネートまで進んだレイル。


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そして、まだ、手を付けていないボッコリボトム。

本日は、レイルの仕上げとボトムの穴埋め作業まで進めてみましょう。

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レイルは、失敗してしまいました。

ホント、微妙ではありますがオーバーサンディングし、
一部、微妙にクロス層が薄くなってしまった為、再度、
クロスを被せ出直しです。

妥協はしたくありませんからね。

でも、改めて見て、あのボロボロレイルがいい感じに
なったと思いませんか?

パッと見た感じでは、分からないぐらいです。

今回当てたガラスクロスが乾いたら、再度、整形し直し、
それが終わったらトップコートをしサンディングで完成です。

今日、そこまで行く予定でしたが、ここはガマンガマン。

という事で、ボッコリボトムの作業に取り掛かります。
このボッコリは、深さ3〜4ミリ。
まあまあな深さのこんな凹みは、クリアレジンではマズいんです。

レジンが硬化すると直ぐに黄色く変色し始めます。
太陽光を浴びれば浴びるほど黄色くなるのですが、
多分、この感じだと、来年の春にはここだけ真っ黄色!

まあ、そういうのが嫌いな訳ではないのですが、今回は、
ちょっと、頑張って直してみましょう。

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まずは、ストリンガー脇のクラックをルーターで削り落とします。

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細かい作業に向いたルーターは、
サーフボードのリペアの必需品。

これがあるのとないのとでは、仕上がりに大きな差が出ますね。

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ルーターでクラックを削り落としたら、
次は、レジン作り。

今回は、ホワイトを薄く混ぜてレジンに色をつけて直します。

ボードの焼け具合に合わせたホワイトを選ばないといけませんが、
ホワイトとブラウン系の缶スプレーを使用すれば、
大概のクリアのボードにはマッチします。
(ブラウンは、ほんの僅かですけどね。)

そう、使用するスプレーは、ウレタン系、または、アクリル塗料でないとダメですよ。
水性塗料は、分離しますので。あと、スプレーじゃなくても大丈夫。
ビンとかボトルに入ってる塗料でも構いません。

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今回は、モロにホワイトにならないレベルで調合。
薄っすらと色がつくレベルのハンスケレジンを作って穴埋めをします。

その微妙なさじ加減が難しいところですが、上手くいけば、
周りといい感じで調和してくれます。

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はい、こちら、レジンを埋めた直後。
まだ、レジンが青々としてますね〜。
全然、周りとマッチしておりません。

でもご安心ください。

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しばらく経てば、色は落ち着きレジンはクリアになります。
同時に、調色したホワイトが微妙に前に出てきて、
いい感じで周りと調和してますね。

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クリアファイルを外し、再チェック。
少しくすんで見えるのは影。
結構、いい感じになってきました。

あとは、数日乾燥させ、面出しをしたら完成です。


皆さんもこうやって、自分のボードを直してみましょう!

そりゃ、最初は上手くいかないもの。

でも、何度も失敗しながら経験を積めば、きっと、
いい結果が出る筈です。

それに、ボードに対する愛着が湧いて、もっともっと、
そのボードを大事にするようになります。


炎のリペア、始めませんか?




MPが泣いて喜んでおります。
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ホーリー梶川




リペアスタート!

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激戦により傷ついたDeath Modelのリペア開始!

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何度見ても目を覆いたくなる程の激しいクラッシュですね。
共に体とのヒットなのですが、私の方は、アドレナリンで
全く痛さも感じず・・・。

レイルの割れ方からして、多分、頭だと思うのですが、
全く当たったっという記憶もございません笑

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それでは、スタートしましょう。
ポリッシャーに#120のヤスリを付け、レイルの作業から開始です。

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どうですか?
傷ついた部分を最小限にカット出来ました。
綺麗なカーブですね〜。

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フィラーが無かったので、フィラー入りのSOLAREZを使用することにしました。
本当は、レジンに少し発泡性のあるフィラーという粉を混ぜ、
それをフォーム代わりにリペアするのですが、SOLAREZでも十分代用出来ます。

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これがポイントですよ〜。
普段、資料を整理する時に使うクリアファイル。
これ、紫外線も通すし、レジンの表面をカラッカラに硬化させるし、
レジンが流れる事無く、最初っから成形出来る超便利グッズなんですよ。

これ、覚えときましょうね。

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こんな感じでマスキングテープでクリアファイルを固定し、
レジンを流し込み空気が入らない様に注意しながら、
もう一方のマスキングテープの方も固定。

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こうすれば、あとでサンディングする時に作業が楽になるんです。
これ、クリアファイルを外したあとですが、既に形になってるでしょ?

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続いて面出しくん(実際は何て言うのか分かりません。)
で、元通りのレイルの形に復元します。

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形になりました。
既に良い感じじゃないですか。

今回の私のリペアのコンセプトは、”クラッシック方式を採用”です。
中途半端な色合わせはしないで、敢えて、直した箇所があとで分かるように。
サンディエゴのリペアマン、ジョー・ローパーさんスタイルですね。

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レイルのリペアの時、確実にレイルを復元する良い方法があります。
写真を撮りながらでしたので、片手しか紙ヤスリを持っていませんが、
本当は、紙ヤスリの両端を両手で掴み、紙ヤスリをレイルにピッタリとひっつく様に
くの字に曲げ、交互に擦っていくと最高です。
くの字というか、ほとんど180度曲げてというか。

うまく説明できないから、今度、写真撮ってお見せしますね。

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最終的にはオーバーサンディングします。
こんな風にリペア箇所が凹むぐらい。

これは、先ほどフィラー入りのレジンを流し込み成形しましたが、
正確に言うと、白いフォームの部分を作ったはずが、
その白いフォームの部分プラス、ガラスクロスの層の高さまで
フィラー入りのレジンで作られている事になります。

分かりますかね?

これでは、仕上がった時に中の白い部分に段差ができるのが分かるのと、
ガラスクロスの重なりに周りと差が出て、ダサい仕上がりになってしまいます。

はい、ここは重要。こんなに素晴らしいボードに適当なリペアを
施す訳にはいきません。

これは、かなり集中を要する作業となります。
リペア箇所の周りのガラスクロスまでギリギリに削らなければならないからです。
やり過ぎると、フォームに達しフォームが一瞬で削り取られちゃいますので。

クリア系のボードをここまで手を掛けてリペアするリペアマンはそういません。
手間と金額が折り合わないですからね。
基本は、表面にエアブラシで色合わせをして完成です。

はい、私は、こいつに対する愛情がありますので何でも出来ます。

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続いてガラスクロスで先ほどのオーバーサンディングした箇所を塞いであげましょう。

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ガラスクロスを気持ち大きめにカットし、クリアレジンでコーティングし固めます。

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ほ〜ら、良い感じになってきた。

そりゃ、どうやっても、フォームとフィラー入りレジンの色が違うから
直したってのは分かるけど、手を掛けてちゃんと直してるって感じになりました。

今日はここまで。

数日乾燥させ形成。

そんで、トップコートしてサンディングして完成です。

その前にボトムもやらんといけませんね。

image
絵描いてみました。
少しは分かり易くなりましたかね。



それでは、つづきを楽しみにポチッとお願いいたします!

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ホーリー梶川






リペア予告

2016-11-12-18-35-41
一昨日の激戦で、ボロボロになった私の大事な大事なDeath Model。
レイルは、フォームまで達した横幅7センチほどのエグリ系。


2016-11-12-18-35-55
ボトムは、先日お見せした様に、
長さ20センチ、幅10センチ、深さ3〜4ミリの激デカヘコミ。

(画像悪くてすみません。)


そりゃ、残念です。

でも、このボードは、私にとって大事な大事なメモリアルボード。
だから、ちゃんと治してまた良い波に乗って、そんで、また最高の記憶を
このボードと一緒に刻んでいく。


明日、時間作ってリペアに集中します!

多分、その時ご来店されても、全く反応しない私がいるかもしれませんが、
その時は、どうか、大目に見てくださいね〜。



ポチが多ければ、どうやって直すか、
明日、ブログにて公開させていただきます。
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ホーリー梶川



研ぎ方

2016-08-17-19-16-23
誠にありがとうございます!
本日入荷したLiddleは、完売となりました。

だったら、こんなブログ要らんだろ!?

って、時間差でご購入できなかった方は思われるかもしれませんが、
まあまあ、ここは勉強しといて、次回、手に入れた時の参考にしてください。

こちら、半ピカのLiddle。

実はコレ、まだ仕上がっていない状態。

Liddleは、昔からこの状態で送られて来るのです。

サーフボードのラミネートの工程の最後となるホットコート。
刷毛でレジンをコーティングし、乾いたら、最後に仕上げるのですが、
その仕上げをする前のホットコートを塗ったところで送ってくるんすね〜。

あとは、お前がやれ!って事みたいですが、
多分、省略なしで言ってしまうと、面倒臭いからあとは、お前がやれ!
って、私は、そう捉えております。

でも、私は、そんな一方的なグレッグさんが大好きです。
だから、ここまで一生懸命付いてきました。


はい、本日は、その面倒臭い”研ぎ”の極意を皆様にご紹介いたします。

2016-08-17-18-56-04
先ずは、お外で研ぎましょう!
部屋でやったら、確実に奥さんに怒られますよ。
肺がんの元のサンディングダストがたっくさん出ますから。
(肺を鍛え抜いた私はマスクをしなくても大丈夫。
でも、良い子のオッチャンは、マスクをしましょうね!
私は、もう吸いすぎて、この程度ではビクともしません。)

2016-08-17-18-56-40
使うのはコレ!
ホームセンターで売ってる、サンディングマットってヤツです。
サンドペーパーでもオッケーですが、ちょっと、ワザがいるのと
こっちの方が楽で仕上がりも上々。

あまりにも酷いデコがある場合は、あて木をしたサンドペーパーで
その部分だけ面取りをして、あとはサンディングマットがお勧めです。

そう、マットは、確か240番相当ってヤツだったと思います。

このマットを使うと、デッキとボトム合わせて20分程度で
サンディングフィニッシュが完成します。

グレッグさんの指導の通り、最後は、ノーズからテイルに向けて
真っ直ぐに研いであげてください。
それにより、水の流れが出来、より、スピードの出るボードが
完成するのです。

2016-08-17-18-57-50
オッちゃん、飲み過ぎでオエッ!

違います。

途中で蚊にやられた場合は、問答無用に叩き潰してやりましょう!

蚊って生き物は、人の血を承諾なしに、
しかも、こそこそと盗み飲む悪党です。

私は、セミとかコガネムシがが仰向けになって、
ヤッベ〜!とか言って手をグルグルやってるのを見ると、
ちゃんと、ひっくり返して、頑張れ!って言ってあげるタチですが、
蚊だけは、片っぱしから皆殺し。

・・・・・。

もう、この話はやめましょう。
申し訳ございません。
あまりにも、くだらなかったですね。
ちょっと、最近、ストレスが溜まってたもので・・・。

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そんなこんなで完成したのがコチラ。
1枚目の写真とは、まるで違うのがお分かりでしょうか。

脂ギッシュな、ベットベトのアブラジジイから、
一気に、サラッサラの爽やかボーイに生まれ変わりましたね。

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あとは、フィンを付けて、明日も行けないのかな〜、俺・・・。

って、想像すれば完成!!


如何っすか?

参考になったと思った方は、
ポチり上げてくださいよ〜!!




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ホーリー梶川




フルレストア

先日ご紹介した、DYNO SINGLE。
実は、作業は、着々と進んでおりました。

まずは、ルーターとサンダーでクラッシュした箇所の除去。
(すみません。一生懸命やり過ぎて、その過程の写真は取り忘れです。)

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続いて、ガラスクロス、レジン、ウレタン塗料を使用し、
色合わせをしながら、樹脂をボードに塗ったくり。
結局、40箇所近いリペア箇所となりました。

この作業で丸2日。

結構な労力です。

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そして、乾かす事、丸1日。
完全に固まったところで、本日、一気に作業を進めます。

まずは、ポリッシャーで一気にデコを取り除きます。
マシンは、作業が速い分繊細な整形が難しいので、
ほどほどなところでストップ。

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ここからは、地獄の手作業がj始まります。

今日の様な炎天下では、かなりキツい。

これはもう、完全なスポーツだ!と、感じた私は、
アミノサプリを飲み、4時間近くゴシゴシボードをシゴキ上げました。

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これを見ていただければ、どれだけ過酷かご理解していただける事でしょう。
途中、Tシャツを着てる意味が無い事に気付き、
短パン一丁で作業させていただきました。

ご来店のお客様は、ビックリされた事でしょう。

飲んだ水分は、全部で3リッター以上!
10分の作業で、500mlを一気飲みする勢い。
正直、ここまで水分を必要とするスポーツは、
他に無いぐらい、かなりの過酷っぷりです。

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お陰で、いい感じに仕上がってきました。
既に、この状態で全てが整形され、完璧なラインが出ています。
一応、乗ろうと思えば、乗れる状態ですね。

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でも、まだ作業は残っています。
飛んでしまっているピンラインの修復です。

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ノーズとテイル2箇所のピンラインが飛んでいる箇所に、
マスキングテープで丁寧にマスキングします。
肝心な作業ですね。ここでの失敗は、そのまま、仕上がりに影響しますので。

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マスキングの確認を慎重に行ったら、スプレー!

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どうですか!?
バッチリでしょ〜!

ぶっ潰れてたテイルも、
いい感じのラウンドピンテイルになってるでしょ?

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はい。最後の作業です。
エアーウレタンで全てをコーティングしてしまいましょう!

デッキとボトムの両面だと、2本使用します。
1本2,000円だから、4,000円!!
色合わせ用に手に入れた、ライムグリーンとイエローも合わせると、
今回のレストアで4本、塗料だけで、8,000円もかかってしまいました〜。

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でも、見て下さ〜い!!

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DYNOは、生まれ変わりました!!

トゥルットゥルッのピッカピカで〜す!!

こうやって、文章では簡単に書いてますが、
実際の労力はハンパじゃありません。

一般的に、プロのリペアマンにレストアをお願いすると、
最低でも5万円〜。
多分、今回のコンディションだと、
7〜8万円は掛かっちゃう、とんでもない作業なのです。

このDYNOに対する、私の愛情が成し得た、”決死のフルレストア〜”。

まだ、最後にポリッシュという、これまた、大変な作業が残されていますが、
浸水式が楽しみでしょうがありません。

それにしても、大変でした〜。



皆様、DYNOの復活記念に
ポチを宜しくお願い致します!!

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愛が全てです!
ホーリー梶川





パッチ入れちゃうよ。パート2

0124A
昨晩、温かい部屋でしっかりと乾かしたので、
かなりの硬化っぷりを見せてくれたデッキパッチ。

という訳で、早速、サンディングをする事にしてみました。

0124B
しっかりとマスクをして、本日の作業開始!!
サンディングは、写真のポリッシャーで行います。
これを使えば、この位の面積でしたら1時間程で完成してしまいます。

0124C

0124D
ジャジャ〜ン!!完成です!!
奇麗に面が出ました。

でも、まだ、本当の完成ではありません。
部分的にクロス目が出てしまいましたので、
それを隠さなくてはなりませんね。

パート3は明日。(多分)

楽しみにしてて下さいね〜。



少しは、参考になりましたか?
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ホーリー梶川






SOLAREZ3兄弟

0.5oz
SOLAREZS


2oz
SOLAREZL1


これで、アナタの悩みは全て解消されます!

太陽光に当てると3分で固まるソーラーレジン。
リペアに慣れていない方でも、これを使えば簡単にボードを修理する事が出来ます。

白いのは、フィラー入りのレジンで、1cm以上の深い傷に適したリペア剤。
仕上がりもホワイトです。

黄色いのは、透明のタイプでガラスクロス入り。1cm以下の傷に適しています。

そして、ブルーはエポキシ用。EPSフォームのボードにご使用ください。

そして、それぞれに2種類のサイズをご用意しております。
小さいのは、サーフトリップ等にも役立つサイズ。
大きい方はご家庭用。お父さんもお母さんも、皆で仲良く使えるファミリーパック。


今年の夏は、SOLAREZで明るいサーフィンライフを送ろう!

CHECK!!



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ホーリー梶川





Liddle・・・その後。

1116a
ガラスクロスを1枚追加した、このリドルの行方は如何に・・・。

エアーウレタンをトップコート代わりにしたのは良かったのですが、
結局、最終的なサンディングでやっちゃいました〜。
オーバーサンディングです。
(過去に何度もやってて、うまい事いってたんですけどね〜。)

一番、慎重に作業を進めなければならない行程で、
その辺りは十分注意していたのですが・・・。

という訳で、トップコートの厚みを持たす為、
結局、通常通りレジンで作業を進めました。
レジンの硬化との戦いのため、作業風景は撮れませんでしたが、
刷毛で塗っていきます。

1116c

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こちらは、翌々日の写真。
硬化してます。
それでは、いよいよ、サンディングです。

11165
まずは、ポリッシャー。
コイツはパワフル!
一気にガッツリ削り落とす事が出来ます。
でも、その分、慎重に進めなければなりません。

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次に、面を出す為にサンダーを使用します。

そして、その後は、ハンドサンディング。
結構な労力です。

もう既に、リペアマンにお願いした方が良かったよ〜。
って、完全に後悔してます。
でも、これも経験ですからね。最後まで頑張りましょう!

11167
ここからは本日。
結局、またもや、一部にオーバーサンディングが出てしまいました。
という事で、今回は、つや消しクリアのエアウレタンを塗装します。

作業の前に、アセトンで表面を奇麗にしてから塗装します。

11168
塗装完了です!
オーバーサンディングも完全に消え、素晴らしい仕上がりになりました!

11169
写真では解り辛いですが、マットな仕上がりでいい感じになりました。

111610
最後にサンディングマットで軽く擦って完成です!
仕上がりもバッチリ!大満足です!


それにしても、今回は、本当に長い道のりでした。
でも、その分、重みにより加速が増し、最高のグライド感が
味わえるかと思えば良しとしましょう。


本日も、宜しくお願いします!
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ホーリー梶川



FIBER GLASS CLOTH入荷

FIBER GLASS CLOTHが入荷しました。
P1300805

以前紹介したガラスクロスを使ってのリペア。
cac46d6c

紹介だけでもどうかと思いましたので、ガラスクロスを販売します。
信頼バッチリのDECANT社から30cm×60cm 4ozのクロスです。


休日を利用して、皆様もチャレンジしてみてはいかがですか?

ホーリー梶川のリペアレッスンへ



ガラスクロスはこちらからチェックお願いします。

CHECK!



その他サーフグッズも随時追加中。
充実のアイテムを提供。HOLYSMOKE。
P1300816


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トロ松




リペア、その後。

1110a
先日、デッキにガラスクロスを貼ったLiddleの次なる行程。
そうです。トップコートです。
表面を滑らかな面になるまでサンディングした後は、
レジンでコーティングし、硬化したらサンディング。
それで完成となる訳です。

1110b
今回は、トップコートの代わりとして、2液性のウレタン塗料、”エアーウレタン”のクリアを使用。
これがまた便利で、使える塗料なんです。
私なんて、結構、リペアもしますので、ダースでまとめ買いなんかもしちゃうぐらい。
ただし、1本辺り2千円近くする高価な缶スプレーです。

でも、リペアの最終仕上げには、重宝しますよ!

1110c
今回は、デッキ面全体に厚く塗装したので2本使用しました。
つや消しクリアもあるのですが、今回は、普通のクリアを使用したため、
ツルッツルのピッカピカになっちゃいました。

でも、全く問題無しです。

数日間放置し、完全硬化したところでサンドフィニッシュに仕上げます。

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続いて、先日、途中までリペアした、
同じくLiddleの95年デッドストックのポイントブレイカー。
こちらの続きの作業に入りたいと思います。

1110h
こちらは、硬化させる際にクリアファイルを貼ったので、
結構、目立たないぐらい馴染んでます。
でも、完全に面は出てませんので、仕上げていきましょう。

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作業に便利なのは、右に写っているサンディング用のホルダー。
結局、これが無いと”面出し”は出来ませんし、
逆にこれがあれば、ボトムの凹みなんかもスッキリ奇麗に直せるんです。

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10cm程度のサンディングでしたので、10分足らずで作業終了!
軽くクロス目が出てしまいましたので、仕上げにエアーウレタンを吹いときました。

1110j
このボードも、レイルの部分がツルッツルのピッカピカ。
これもまた、完全硬化後にサンディングでバッチリです!



それでは、本日締めくくりのポチ。
いっときますか!
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ホーリースモーク


Repair

1104A
本日は、先日手に入れた、95年デッドストックのLiddleをリペアしました。

1104B
このLiddle。ロゴが今のと違うんです。
ブルーの周りにライムグリーンのフチがあります。

1104C
ここが気になるところ。
既に一度直された形跡がございますが、適当過ぎで不合格。

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最初に、紙ヤスリでギリギリまで攻め込みます。
今回のリペアでは、こんな感じの準備が必要です。

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ガラスクロスは、傷口に合わせカットします。レイルは2重が基本ですね。

1104F
紙カップにレジンを入れ、パーメック(硬化剤)を数滴垂らします。
(何滴かは、適当な感覚です。)

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甘えては行けません。
指で直接塗っていきましょう。

1104H
手がベタベタになりますが、
指で作業を行うのが、一番良い仕上がりになります。

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しっかりと浸透させましょう。
やさしく指でしごいたり押さえつけたりしてみましょう。

1104J
次にクリアファイルを適当なサイズにカットします。

1104K
空気が入らない様に注意しながら、
マスキングテープでクリアファイルを固定します。

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この状態で硬化するまで待ちましょう。

1104M
指のベタベタは、アセトンで落としましょう。
ツルッと簡単に落とせます。

1104N
それにしてもこのLiddle。

1104O
テイルが激薄です。

後編の”サンディング編”もお楽しみに!



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ホーリー梶川




気合いリペア

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私の大事な大事なSkip Frye Surfboards。
なんせ、このボード、あの、ラリー・ゲファード氏のお下がりなんですから。

ブログでも紹介したと思いますが、先日、千葉でこのボードに乗ったんです。
そしたら、その時、ボディーボーダーの女の子とぶつかっちゃったんです。

あっ!スミマセ〜ン。

大丈夫?

ダイジョウブで〜す!

そんな感じで、女の子はとっとと去って行ってしまいました。
まあ、何も無くて良かった良かったと思っていたら・・・。

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ギョエッ!ボトムに10cm位のブリブリダメージが!
強い力で押されたりした時に出来る、中がひび割れて白っぽくなっちゃうやつ。
あれが、結構、目立つ感じで出来ちゃってたんですぅ。

他のボードなら許せるんだけど、このボードは特別なのよ〜。
もぉ〜、もぉ!もぉ!もぉ〜!

しばらく、この件には触れない様にし、現実逃避していたのですが、
やはり気になるんですね〜。

そして今日。
一か八かの大ギャンブルに出てみました。

829c
サンダーでギリギリまで攻める!
これをしくじったら、全てが水の泡。
慎重に少しずつ攻め込み、ヒビのところで寸止めします。
ヒビが無くなったところで、クロスを乗っけレジンで復元。
(要は、ヒビの部分はクロスの層なんです。
だから、ヒビをとったら、その部分のクロスは無くなるのです。)

829d
レジンが乾く前に、クリアファイルを当て、表面を平らにするのと効果を早めさせます。
(これ、成功するリペアのコツです!今度、やってみて下さいね。)

829e
どおでしょうか?
今日のところはここまでとなりますが、多分、ブリブリダメージは消えている感じです。

数日放置し、完全硬化したところで成形します。

今のところ、順調に進んでますが、
この先無事に満足な仕上がりとなってくれるでしょうか



残暑厳しいですね〜。
台風スウェルが入って来ましたが、オンショアビンビン。
残念ですね〜。実に勿体ない。

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ホーリー梶川







実演講義開催しました

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トロ松に貸してあげているエッグボード。
気が付いたら、とんでもないぐらいボロボロにしちゃってる...。

”自分で付けた傷、自分で直しなさい”

そう言い伝えたものの、あまり要領が分からない様子。

”じゃあ、一カ所、オレがやってあげるから、しっかりと見てろよ”

リペアの道具をかき集め、戻ってみたら...。

トロ松、リペアの手順をノートしようとしてる...。

いつも仕事で、メモを取る様に!って、
耳にタコが出来る程言い続けて来たもんだから、
これも忘れない様にと思ったのでしょう。

ちょっと、複雑な気分になってしまった私でしたが、
何も無かった様に、彼に説明しながら作業を進めたのでした。


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作業中、彼は、私の説明をノートしまくってました。

どんな内容か、少し、気になります...。


ホーリー梶川




デコマーク 仕上げへ

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本日は、朝から天気の良い、最高の"リペアDAY"。
先日、”レジン盛り”作業迄終了し硬化の方も進んだ頃ですので、完成まで進めてみる事にしてみました。

何しろ、最も恐ろしい"SPEAR飛ばし”だけは避けなくてはなりません。
飛んでしまうと、全く同じ色を作る事は、”至難の業”。
エアーガンがあれば、それなりに調色し、”ボカシ”により、ある程度解らないレベルまで仕上げる事は出来るのですが、持っていない私に残された道は、ただ、慎重に作業を進め、飛ばない事を祈るだけ。

まずは、一番恐ろしい作業。
ポリッシャーにより、ある程度まで整形していきます。
ここでは、180番のサンダー用紙ヤスリを使用します。

パワーが凄い工具だけに、一瞬でも気を許すと、瞬間で”ぶっ飛び”です。
時間をかけて、ゆっくりと作業を進めなくてはなりません。


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ある程度のところまで攻める事が出来ました。
まだ、荒削りな仕上がりですが上出来です。ホント、怖かったです。


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ここからは、手作業でゆっくりと面を整えていきます。
手で触り凹凸を確認しながらの作業。緊張の連続です。

使用する紙ヤスリは、水研ぎ用。始めは、ホルダーに400番を装着し、水を流しながら作業を進めます。形が完全に完成したら、仕上げは、水研ぎの1000番で、ヤスリで出来た傷を整えていきます。

ここまで来ると、何度も表面を乾いたタオルで拭き、色んな角度から面の状態を確認しながら、微調整の繰り返しです。


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どうにか、上手くいった様です。

最後に金属磨きの”ピカール”で磨き上げていきます。淡色系のボードでしたら、ピカールで充分奇麗な”GLOSS&POLISH仕上げ”になってくれます。濃色の場合は、この次に、コンパウンド入りの車のワックス等で仕上げます。当然、専用の物も存在しますが、プロで無い私達には、そこまでの物は必要ありません。充分対応出来ます。


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完成の図です。
荻原さんの”デコマーク”は、完全に修復されました。

終わってみたら、喉は ”カラッカラ”。
集中と緊張の連続で、喉の渇きも気が付かない程でした。

荻原さん、無事、完成しましたので、取りに来られるのは、何時でもOKですよ〜。
そんで〜、兄ちゃんにも電話して、ポチの方、お願いしといて下さいね〜。
それだけ、頑張ったんですから。










全ては笑顔の為に

先日、大事な自分のサーフボードのデッキに、”デコマーク”をつけてしまい、落ち込みまくっていた荻原さん。放っておく事が出来ず、私がリペアをして上げましょうと、店に持ち帰っていたボードのリペアが本日スタート!

その場では、簡単なリペアだと思い、「大丈夫!大丈夫!」なんて軽い乗りで、引き受けたのですが、本日、じっくりチェックしたら、難易度レベル10!相当、気を使いながら作業していかなければならない代物だったのです。

0316A”デコマーク”の位置は、"SPEAR"を跨いで長さ12cm位の凹み。リペアの仕上がりに大きく左右してくるのは、最後の”面出し”作業。その、”面出し”作業で、大事な"SPEAR"が飛んだら大変。調色して塗装をする道具が無い私には、手に負えない領域に入ってしまいます。
何か、エラい事を引き受けちゃった様な、嫌な予感が...。





0316B取り敢えず、表面のクラックを取りながら、凹んだ部分の表面が、レジンとの食いつきが良くなる様にします。
ここも、慎重な作業を要します。サンダーは、とてつもないパワーの持ち主なので、一瞬で ”SPEAR"を飛ばしてしまいます。何度も目で確認しながら、作業はゆっくりと進めなければなりません。





0316C問題無く、第一ステップをクリア致しました。凹んだ部分とその周りがサンドフィニッシュになっているのがお解りでしょうか。











0316D第二ステップに入ります。今回は、カラーを混ぜない、クリアレジンそのままを使用し、患部に適量を垂らします。当然、ハードナー(硬化剤)を混ぜ、泡立たない様に、慎重に混ぜたものを使用します。









0316Eレジンが患部に平均的に行き渡ったら、上から塩ビシート(クリアファイルが一番)を乗せ、周りをマスキングテープで抑えます。
ここ、凄く大事です。クリアファイルを乗せなくても、レジンは硬化しますが、表面の完全硬化には、相当な時間を要します。(いつまでも、表面だけベトベトして困った事ありませんか?)しかし、クリアファイルを被せると、表面の硬化も圧倒的に時間短縮出来、第三ステップの削り・整形が非常に楽に進みます。ご自身でリペアをされる時は、是非、試してみて下さいね。



本日のリペアは、ここまで。
完全硬化するまで少し時間を置き、数日後の天気の良い日に進めるとします。

でも、その最後の仕上げが怖いんです。

”SPEAR"がぶっ飛ばないように、慎重に慎重を重ね、じっくりと作業せねばなりません。


全ては、この笑顔の為に。
0316F
でも、よく見ると、目だけが本気で笑っていない様な...。
目の奥に悲しみの陰が見えるのは気のせいでしょうか?


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