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Steve Bromがシェイプするフィッシュボード。

サンディエゴフィッシュとは、全く別の生い立ちを持つ、
もう一つのフィッシュボード・・・。

諸説あるが、誕生の時期も共に同じで、
それぞれの言い分が存在し、実は、真相は定かではない・・・。

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テールが2つに分かれ、魚の様な形をしていてフィンが2本。
基本構造が同じ様に見えるが、実は、全く別の個性を持つ。

とかく、サンディエゴという地域は、古くから多くのシェイパーや
サーファーが腕を競い合い、独自のカルチャーを築き上げてきた。

一方、マリブから北の地域は、それぞれのサーフコミュニティーがあり、
しっかりとしたカルチャーがあるのは事実なのだが、どうしても、
情報発信量の多いサンディエゴには叶わなかった。

雑誌を中心とするメディアは、一度の取材で複数の仕事がこなせる
といった好条件もあり、昔から、カリフォルニアの情報源は、
サンディエゴかマリブ界隈が中心となっていた。


はい、もうやめましょう。
この、カッコつけた言い回しの文章は・・・笑。

そうなんですね〜。
北の地域にも、有名なシェイパーはたくさん居ましたし、
ディープなカルチャーもたくさん存在するのですが、
どうしても、取り上げられる機会が少なく、常に主導権は、
サンディエゴやマリブ界隈の地域だったんですね〜。

なので、こんな素晴らしいブロムがシェイプするフィッシュボードも、
どちらかと言うと、まあまあ、こんなのもあるね〜的な存在のまま、
今日まで時間が流れたと言う感じ。

だけど、私は、ブロムフィッシュの凄さを知っています。

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スティーブ・ブロムさんから、直接聞いた事があります。

当時、フィッシュボードには、幾つかの問題点があった。
(これは、サンディエゴフィッシュの事を指しています。)

あのワイドなテールエリアとストレートなラインは、
ターンの際、フィッシュテールの先端の部分が、
確実に水に引っ掛かり、スムースなターンが出来なくなる。

そして、ダブルフォイルというフィンは、直進性を得る事ができない。

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私とクライドビーティーは、そこを分かっていたから、
テール付近のアウトラインにカーブをつけテールを絞った。

フィンも角度をつけて片面フォイル。
これにより、スムースなターンが可能になるんだ。

そうだよ。ロケットフィッシュって言葉。
今、どのシェイパーも使ってるあの言葉は、
僕たちがデザインしたフィッシュの事なんだよ。

僕らが作ったフィッシュボードに、ロケットフィッシュ
という名前をつけて売り出したんだ。

その後、一瞬で皆んながその言葉を使い出したけどね。

ちょっと、悔しそうな表情のスティーブさんが、
私は、今でもハッキリと覚えています。


私が、スティーブさんのフィッシュに乗り出し、
ドップリとハマってしまったある日。
(確か13年ぐらい前です。)

6'8"か6'9"のビッグフィッシュってのを借りた事があって、
初めて、長いフィッシュを体験したんです。

その頃、6'以下じゃないとフィッシュとは言えないよ。
って言うくらいの固定概念があったのですが、乗った瞬間に
考えが変わりましたね〜。

もしかしたら、初めてミッドレングスボードの魅力を感じた
一瞬だったかもしれません。

猛烈に早いテイクオフとスピード感。
ワンテンポ遅らせてやれば、自由に動く滑らかさ。

その日は、狂った様にそのボードに乗り続けましたが、
ボードは、持ち主に返さなければなりません。

何度も何度も、スティーブさんに私の希望する
そのビッグフィッシュをオーダーしたんですが、
届くボード全てイメージのものと違う・・・。

はい、そのまま、知らん顔してお客様に販売しました笑。
(いやいや、私のイメージじゃないだけで、確実に良いボードでした。)

そんでそんで、今回入荷したこちらの6'8"。

実は、このアウトラインが、私が待ち焦がれていた
あの時のビッグフィッシュそのものなんです。

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入荷した当初は、やっぱり販売しましょう・・・。
って見ない様にしていましたが、本日、やっぱり、
自分のものにしようと、在庫から消させていただきました。

また同じのお願いします!ってやったって、
確実にそれが出来上がって来る保証なんて、
何処にもありませんからね〜。

このビッグフィッシュ、いや、ハンティントンフィッシュは、
小波もボリュームで持ってっちゃうから、すごく楽しいし、
デカ波の時も、このテールの絞りが良い仕事するんですよ。

いや〜、狙ってた方がいたらゴメンちゃ〜い。

近々、あの時を思い出しながら、
このボードに乗り捲ってみようかと・・・。



それでは、みなさん、ごきげんよう。



フィッシュはどっちも最高だよ。

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ホーリー梶川