間が開いてすみませんでした。
本日は、うちの変態ボード ツイン&クワッド 後編
をやらせていただきます。
そもそも、改めて、変態ボードって何なん?
って話から。
一般的に変態ボードというには、見た目がとんでもないヤツ。
そう、見た目が普通じゃないボードっていう解釈で良いんじゃないかと・・・。
但し、注目を集める事が目的に作られた、
全く見当違いのヘボボード。
あれは、変態ボードとは言えませんね。
変態ボードは、見た目が変態でも、
実際の乗り味が凄いとか、ちゃんと、
内容が伴っている事が条件。
正統派変態ボードは、世の中にたくさん存在します。
そして、そのどれもがサーファーに感激を与えています。
癖が強く、乗りこなす迄に少々の時間を要するものもあるでしょう。
でも、乗りこなせた時、そりゃそりゃ、優等生ボードでは味わう事の出来ない、
大きな大きな感動がそこにあるのです。
それでは、残りのご説明を・・・。
PENDOFLEX/RUBBER DUCKY 5'9"
最近、ラバーダッキーに関しては、そこそこ説明してきたから、
これは、説明抜きで良しとしましょうか・・・笑。
まあまあ、簡単にまとめると、ラバーダッキーは、
頭までの波のサイズでは、爆発ジャジャ馬カッ飛び野郎。
という訳です。
シェイパーのスティーブ・ペンダービスさんは、
かなり古くから、ラバーダッキーのシェイプをされていて、
ご自身でも、相当数を乗り込んでいます。
その都度、改良され、現在では、本当にバランスの良い
ボードに仕上がっています。
いや、バランスは悪いですね。
サーフボードというものは、スピードが出る仕組みにすれば、
ターン性能が落ちるし、ターン性能を高めた仕上げにすると、
スピードが乗らないボードになりがち。
でも、ラバーダッキーは、メチャ速のメチャ軽ターンなのです。
はい、そういう意味で、バランスが悪い。
たまにあるんですね〜。
こういう、いい意味でのバランスを崩したボードというものが。
そういう意味じゃ、乗り味は違いますがミニボブもそんな感じですね。
まあまあ、とにかく良い板ラバーダッキー。
買っちゃえ乗っちゃえのラバーダッキーです。
PENDOFLEX/ARC TAIL EDGE BOARD 5'7"
元々、ペンドフレックスのラインナップにあった
アークテールをベースに、ボトムデザインを全面的に
アレンジしたボード。
レイル付近のエッジは、かなり控えめで、恐らく、
ボトムを見ずに乗ったら、エッジが入ってるなんて
気がつかないんじゃないかと思います。
でも、実は、このエッジが良い仕事をするんです。
レイルを入れた時のレイルの波の食いつきがまるで違います。
波をしっかりとホールドし、レイル自体がフィンと同じ様な
機能を果たすのです。
まあ、これは、乗ってみないとピンと来ないと思いますが、
すごくカッチリしているというか、踏み込んだ際のボードの
横スライドが無くなり、その分、力が進行方向に集中するので、
ノーマルのモデルに対し、こちらの方がスピードが出る。
スティーブ・ペンダービスさんは、こういった、
オリジナリティー溢れる素晴らしいサーフボードを
クリエイトする本物のシェイパー。
G&S/'71 G&S TWIN FIN 5'11"
このボードは、現代ではど変態扱いされますが、
70年代初期、ツインフィッシュがツインフィンの主導権を握るまでは、
多くのシェイパーが、このタイプをシェイプしていました。
ていうか、このアウトラインのシングルフィンが、
結構、多くのブランドからリリースされていたのですが、
一気にツインの流れが来た時、遅れをとらない様に、
無理やりフィンだけツインにしたのかという噂も・・・笑。
恐らく、そんな流れだと思うのですが、このボード、
昔から乗ってみたかったんですね〜。
それで、G&Sを取り扱う様になった時、このモデルを
復刻してくれるっちゅうんで、お願いしたのが始まり。
実際乗ってビビりましたよ〜。
見た目は変態だけど、乗り味は至って正統派。
ターンは、サンディエゴフィッシュより軽いし、
ボリュームがあるのでスピードも出る。
ミニシモンズをストレッチした感じですよね。
そう、なので、ストレートラインが長いから、
スピードが出るんです。
しかも、テールがフィッシュボードの様に張っていないから、
もの凄く動きが軽い。
まあ、当時と同じフィンセッティングにしてたら、
全然ダメなボードに仕上がっていたと思いますが、
フィンの位置や寝かせ具合のバランスが絶妙なんですね。
こんな、ど変態なボードなのに癖がなくて乗りやすいって、
最高に良いじゃないですか。
みんなが注目している中、パンパンパ〜ン!パンパァ〜ン!!
なんて、カッコよく乗ってたら、ヒーローっすよ。
はい、買いましょう笑。
SHAPES AND HULLS/FLEX FIN QUAD FISH 6'8"
SHAPES AND HULLS/ROUND PIN STUBBIE QUAD 6'8"
はい、最後となりました。
え?!まとめるんかい・・・。
はい、シェイプス&ハルズのこの2本の最大の特徴はフィン。
なので、まとめて分かり易く説明したいと思います。
決して、手抜きではありませんよ〜。
以前のブログで、シェイパーのティム・ボウラーさんについて、
詳しく触れた事がありましたね。
その時にも、お話ししましたが、ティムさんは、
普通のシェイパーではないんですね。
水の流れや抵抗を本格的に学び、それをシェイプに繋げている
数少ないシェイパー。
ティムさんのサーフボードは、どれも、実にシンプル。
水の抵抗を一番受け難い、無駄を全て省いた構造になっています。
そこに、長年の研究で完成したフレックスフィンを組み合わせています。
このフィン、何度も何度も言ってきましたが、
マジでヤバいです。
ボトムターンの加速と伸びは、別格といっても過言ではありません。
フィッシュテンプレートと組み合わせると、
特にターンのスピード感が増す感じがしますね。
反面、ラウンドテールのボードと組み合わせると、
ターンが軽い事軽い事。しかも、速いんですね〜。
そうですね。変態ボード特集のこの記事ですが、
この2本は、乗り味に関しては、癖があるかないかという意味では、
全くない優等生くんってところでしょうか。
いいボードです。
あなたも是非!!
こんな感じで、今回、3回に渡って変態ボードを
特集してみました。
次回は、優等生くんボード特集でもやってみますかね〜。
それでは、みなさん、ごきげんよう。
気に入っていただけたら、
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ホーリー梶川
本日は、うちの変態ボード ツイン&クワッド 後編
をやらせていただきます。
そもそも、改めて、変態ボードって何なん?
って話から。
一般的に変態ボードというには、見た目がとんでもないヤツ。
そう、見た目が普通じゃないボードっていう解釈で良いんじゃないかと・・・。
但し、注目を集める事が目的に作られた、
全く見当違いのヘボボード。
あれは、変態ボードとは言えませんね。
変態ボードは、見た目が変態でも、
実際の乗り味が凄いとか、ちゃんと、
内容が伴っている事が条件。
正統派変態ボードは、世の中にたくさん存在します。
そして、そのどれもがサーファーに感激を与えています。
癖が強く、乗りこなす迄に少々の時間を要するものもあるでしょう。
でも、乗りこなせた時、そりゃそりゃ、優等生ボードでは味わう事の出来ない、
大きな大きな感動がそこにあるのです。
それでは、残りのご説明を・・・。
PENDOFLEX/RUBBER DUCKY 5'9"
最近、ラバーダッキーに関しては、そこそこ説明してきたから、
これは、説明抜きで良しとしましょうか・・・笑。
まあまあ、簡単にまとめると、ラバーダッキーは、
頭までの波のサイズでは、爆発ジャジャ馬カッ飛び野郎。
という訳です。
シェイパーのスティーブ・ペンダービスさんは、
かなり古くから、ラバーダッキーのシェイプをされていて、
ご自身でも、相当数を乗り込んでいます。
その都度、改良され、現在では、本当にバランスの良い
ボードに仕上がっています。
いや、バランスは悪いですね。
サーフボードというものは、スピードが出る仕組みにすれば、
ターン性能が落ちるし、ターン性能を高めた仕上げにすると、
スピードが乗らないボードになりがち。
でも、ラバーダッキーは、メチャ速のメチャ軽ターンなのです。
はい、そういう意味で、バランスが悪い。
たまにあるんですね〜。
こういう、いい意味でのバランスを崩したボードというものが。
そういう意味じゃ、乗り味は違いますがミニボブもそんな感じですね。
まあまあ、とにかく良い板ラバーダッキー。
買っちゃえ乗っちゃえのラバーダッキーです。
PENDOFLEX/ARC TAIL EDGE BOARD 5'7"
元々、ペンドフレックスのラインナップにあった
アークテールをベースに、ボトムデザインを全面的に
アレンジしたボード。
レイル付近のエッジは、かなり控えめで、恐らく、
ボトムを見ずに乗ったら、エッジが入ってるなんて
気がつかないんじゃないかと思います。
でも、実は、このエッジが良い仕事をするんです。
レイルを入れた時のレイルの波の食いつきがまるで違います。
波をしっかりとホールドし、レイル自体がフィンと同じ様な
機能を果たすのです。
まあ、これは、乗ってみないとピンと来ないと思いますが、
すごくカッチリしているというか、踏み込んだ際のボードの
横スライドが無くなり、その分、力が進行方向に集中するので、
ノーマルのモデルに対し、こちらの方がスピードが出る。
スティーブ・ペンダービスさんは、こういった、
オリジナリティー溢れる素晴らしいサーフボードを
クリエイトする本物のシェイパー。
G&S/'71 G&S TWIN FIN 5'11"
このボードは、現代ではど変態扱いされますが、
70年代初期、ツインフィッシュがツインフィンの主導権を握るまでは、
多くのシェイパーが、このタイプをシェイプしていました。
ていうか、このアウトラインのシングルフィンが、
結構、多くのブランドからリリースされていたのですが、
一気にツインの流れが来た時、遅れをとらない様に、
無理やりフィンだけツインにしたのかという噂も・・・笑。
恐らく、そんな流れだと思うのですが、このボード、
昔から乗ってみたかったんですね〜。
それで、G&Sを取り扱う様になった時、このモデルを
復刻してくれるっちゅうんで、お願いしたのが始まり。
実際乗ってビビりましたよ〜。
見た目は変態だけど、乗り味は至って正統派。
ターンは、サンディエゴフィッシュより軽いし、
ボリュームがあるのでスピードも出る。
ミニシモンズをストレッチした感じですよね。
そう、なので、ストレートラインが長いから、
スピードが出るんです。
しかも、テールがフィッシュボードの様に張っていないから、
もの凄く動きが軽い。
まあ、当時と同じフィンセッティングにしてたら、
全然ダメなボードに仕上がっていたと思いますが、
フィンの位置や寝かせ具合のバランスが絶妙なんですね。
こんな、ど変態なボードなのに癖がなくて乗りやすいって、
最高に良いじゃないですか。
みんなが注目している中、パンパンパ〜ン!パンパァ〜ン!!
なんて、カッコよく乗ってたら、ヒーローっすよ。
はい、買いましょう笑。
SHAPES AND HULLS/FLEX FIN QUAD FISH 6'8"
SHAPES AND HULLS/ROUND PIN STUBBIE QUAD 6'8"
はい、最後となりました。
え?!まとめるんかい・・・。
はい、シェイプス&ハルズのこの2本の最大の特徴はフィン。
なので、まとめて分かり易く説明したいと思います。
決して、手抜きではありませんよ〜。
以前のブログで、シェイパーのティム・ボウラーさんについて、
詳しく触れた事がありましたね。
その時にも、お話ししましたが、ティムさんは、
普通のシェイパーではないんですね。
水の流れや抵抗を本格的に学び、それをシェイプに繋げている
数少ないシェイパー。
ティムさんのサーフボードは、どれも、実にシンプル。
水の抵抗を一番受け難い、無駄を全て省いた構造になっています。
そこに、長年の研究で完成したフレックスフィンを組み合わせています。
このフィン、何度も何度も言ってきましたが、
マジでヤバいです。
ボトムターンの加速と伸びは、別格といっても過言ではありません。
フィッシュテンプレートと組み合わせると、
特にターンのスピード感が増す感じがしますね。
反面、ラウンドテールのボードと組み合わせると、
ターンが軽い事軽い事。しかも、速いんですね〜。
そうですね。変態ボード特集のこの記事ですが、
この2本は、乗り味に関しては、癖があるかないかという意味では、
全くない優等生くんってところでしょうか。
いいボードです。
あなたも是非!!
こんな感じで、今回、3回に渡って変態ボードを
特集してみました。
次回は、優等生くんボード特集でもやってみますかね〜。
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