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当店には、たくさんの変態ボードを取り扱っています。

何故、変態ボードを取り扱っているのか・・・。

はい、サーフボードには、様々な乗り味があり、
そして、サーファーの好みがあります。

シンプルに乗り易く、誰もが最高!って思える
オールマイティーなサーフボードから、
今回、ご紹介する様などっから見ても変態チックな
サーフボードがある訳なのですが、乗り易く癖のないボードに
すぐに飽きてしまうサーファーがいるんですね〜。

はい、当然、私もその一人。

サーフボードに癖を感じ、それをモノにしていくプロセスを楽しむ。

そして、癖があるボードってのは、癖があるんだから
単純にダメじゃんって感じでは無いんですよ〜。

ダメなボードは、初めから当店で取り扱う事はしません。

その癖にちゃんとした意味があり、それを克服した時、
必ず、乗ったサーファーに技術的なプラスが生まれるとか、
新しい発見があるとか・・・。
その癖には、ちゃんとした意味があるものなんです。

そして、もう一つのメリット。

それは、癖がある反面、爆発的な良さを秘めているのです。

サーファーには、必ず癖があり、その癖をこれらの変態ボードが、
補ってくれるという可能性ってのも十分にありますね。

普通に乗り易いボードでは、サーファーの癖を補う事はできません。
そのまま、サーファーの癖が出てしまいます。
そりゃそうですよね。だって、誰でも乗り易い平均的なボードですから、
サーファーの癖は、そのまま、現れてしまいます。

はい、そんな、当店の変態ボードですが、
本日は、数ある変態ボードの中から、シングルフィン編
ってのをまとめてみました。


それでは、スタート!!
写真の左から攻めていきましょう!!


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GORDON&SMITH '72 WATER SKATE 6'3"

1972年に開発された、当時、サーフボード模索時代のシングルフィンです。
70年代、サーフボードは、とんでもないモデルがたくさんリリースされています。
ボードのど真ん中に穴が開いてるモノやら、ノーズが2つに分かれてるモノ。

まあまあ、シェイパーは、新しい発想のギミックボードを
たくさん生んだ時代です。

だけど、その多くは、いや、殆どは消え去って行きましたね〜。

こちらのWATER SKATEは、スケートボードがサーファーの
波の無い日の遊びとして、一気に広まった頃、あの軽い動きを
海に持ち込もうと生まれたモデルです。

私も所有していますが、このとんでもない見た目とは裏腹に、
実は、すごく乗り易いボードに仕上がっちゃってます。

極太のダウンレイルは、テイクオフを早くするし、
ターンのパワーを生みますね。

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この誰が見てもアレにしか見え無い、
超ど変態なフィンですが、コレも良い仕事するんです。

ティップが太い分、ターンにパワーが増します。
ノーマルスタイルのフィンでも試してみましたが、
私は、圧倒的にこちらの方が好き。

ボトムターンは、シングルフィンとは思え無い
タメからの反発を生み、物凄い加速が楽しめるボードです。


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WILDERNESS STUBBIES 6'8"

ジョージ・グリーノウが生んだ、WILDERNESS SURFBOARDS。
そして、こちらが、スタンダードなハルスタビーになります。

ハルスタビーは、難しいボードではありません。
難しい難しいって言ってるオッサンは、単純に
ハルスタビーを理解していないだけ。

ちゃんと理解して乗れば、ちゃんと機能してくれる
素晴らしいサーフボードなんです。

これからサーフィンを始めたいんです。って人に
ハルスタビーを乗らしたって、普通にサーファーとして
成長していくと思いますし、その過程だって、
決して、ハルスタビーだからって苦労する事はないと思います。

なんせ、乗り方がまったく違うだけなんですね。

現代のサーフィンは、フィンでターンをしますが、
ハルスタビーは、レイルでターンをします。

なので、レイルワークを覚える為には、実は、
ハルスタビーは最適なボードなんです。

ボブ・ダンカン氏がシェイプするハルスタビーは、
当時、彼がシェイプしていたハルスタビーを
そのまんま再現してくれています。

この手のボードに余計なアレンジなんか要りませんもんね。

でも、実は、すごく乗り易いハルスタビーなんです。
ボトムはしっかりとロールされていますが、
全体のバランスが良いので、コントロールし易いんですね。

私は、現在、このモデルの6'10"を所有していますが、
とあるポイントでこのボードに乗り、生涯記憶に残る
最高のセッションをした事があります。

強烈に早くてグライド感が堪らない・・・・。

私の中では、所有しているハルスタビーの中でも、
最も乗り味が好きなボードかも知れません。


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'71 George Greenough Original Edge Board

こちらもウィルダネス。

スーパーディープなエッジレイルが特徴ですね。

このボードは、ジョージ・グリーノウ氏が考案した、
当時のエッジボードをそのまま再現した貴重なボード。
恐らく、カリフォルニアにもこのテンプレートを使用した
エッジボードを持っている方はいないと思いますよ。
私からのリクエストで、スペシャルにシェイプしていただいた、
超レアなボードです。

エッジボードってのは、思いっきり癖があります笑。
でも、その癖は、数ラウンドもあれば慣れてしまうレベル。

エッジボードは、ターンを思いっきり軽くするんです。
特に、ボトムターンのボードの倒れ込みはハンパないですね。
反対から言うと、ボードが倒れるって事は、その後のターンの伸びなり
トップアクションに大きく影響してきます。

ティム・ボウラー氏もスティーブ・ペンダービス氏も
同じ事を言いますが、ジョージ・グリーノウ氏は本物の天才です。
水の流れを研究し、どうしたらスピードの出るサーフボードになるのか。
ターンのし易いサーフボードになるのか。
ちゃんと、形にして来た本物の天才なのです。

私は、このボードに乗り、もう、癖を感じる事はありません。
シングルフィンのフィーリングを残しつつ、
自分の最高のパフォーマンスを出し切りたい時なんかは、
このボードを選ぶと思います。

例えば、クソでかい台風の日とか、乗りたいボードですね〜。


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Liddle Designs Flexy Flyer 6'8

異色のリドルからの説明になってしまいましたが、
ヨシとしてください。

このフレックステールってのは、癖アリ過ぎボードです笑。

何が癖かというと、テール付近にフォームが入っていない事で、
テール付近の浮力がないから。

私は、ハルスタビーに乗る時、どうしても、普段の癖が混じり、
ターンの際にテールを踏んでしまうんです。
すると、このボード、テールに浮力がないから
失速しちゃうんですね〜。困りました〜。

ちゃんと、私の様な癖を取り払う事ができれば、
ものスゴいパフォーマンスを発揮してくれるボード。

例えば、逆にテールが踏めない方や、ロングボーダーなんかは、
逆に上手い事乗れちゃうんだと思います。

テールは、ガラスクロスのみ積層されたフレックステール。
そして、余分なモノがすべて取り除かれたピンピンてーるですから、
ボードのセンターに立っても、ボードは、キュンキュンターンするハズです。

いや〜、この文章書いてて、ちょっと、悔しくなって来たと言うか、
このボード、改めて自分で乗ってみたくなりました。

はい、乗りこなせば、確実にスタンダードなリドルの
ハルスタビーの上を行く性能を秘めたボードに違いありません。


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Liddle Designs DM 7'4"

そろそろ、読み疲れて来た頃でしょうね。
私もクタクタになり始めております・・・。

最後は、リドルのDM。
ハル乗りとして有名な、スティーブ・クラウジャウスキーが
好んで乗っていたモデルです。

リドルサーフボードは、グレッグ・リドル氏が、
1968年に創設したブランド。

彼は、頑なにハルスタビーをシェイプし続け、
それが逆に足を引っ張る結果を生み、彼は、店を閉めてしまいました。
サーファーは、他のボードに目がいき始めちゃったんですね〜。

それでも、ハルスタビーをシェイプし続けてきた
グレッグ・リドル氏は、ようやく、サーフムービーなどの
影響により、21世紀に入り、改めて、多くのファンを持つ様になりました。

今では、世界中のハル乗りの一番の
ブランドである事に違いありません。

DMは、ナイフィーなレイルを持つ、スーパーハイスピードボード。
はい、確実にロングボードより早いボードです。

先ほども語らせていただきましたが、ハルスタビーは、
レイルでコントロールするボード。

ボトムターンは、完全にフルレイルでターンします。
カッコイイですよ〜。

水の流れていく効率が最も良いとされるハルスタビー。

ちゃんと、乗り方をマスターして、
誰よりもスピードに乗ったサーフィンを楽しむってのも
最高だと私は思います。



みなさん、ごきげんよう、さようなら。



明日は、第二弾として、
ど変態なツインフィン&クワッド編。

もう少し、文章を短くしてまとめてみますね〜。




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ホーリー梶川