03203
耳にタコが出来るほど、このブログで話題になるこの話。

それほど、皆さんにお伝えしたい内容なのです。

私が思うに、日本のサーフカルチャーは、
1980年代から、ある意味独自のスタイルを
築き上げて来ました。

その土地のスタイル。

悪い話ではありません。
素晴らしい事だと思います。

サーフィンは、ハワイで誕生しカリフォルニアや
オーストラリアで育ちながら盛り上がって来た様に、
日本でも、少しずつ、カルチャーとして
定着して来てたんだって証拠ですからね。

ただ、大きな問題があると私は思うのです。

それは、ショートボード伝説。

最近は、少しずつ聞かなくなり始めましたが、
ファンボードに乗るくらいなら、サーフィンをやめるよ。
とか、ファンボードは、初心者のボードだ!なんて言葉。

短くてちっちゃいボードに乗る事に美学を感じる時代。
私も、始めた頃には、この言葉をよく聞きました。

当時はスゲ〜な〜って思ってましたが、
15年前にフィッシュに乗った時、
自分の中で、全てが変わりましたね。

サーフィンの楽しみなんて人それぞれ。

だから、そういう考えの人達が、間違いだとは言い切りませんが、
ちょっと、もったいな〜って思っちゃう訳です。

そもそも、私が考えるサーフィンってのは、
ただ単純に波に乗ることが気持ち良ければいい。

先が丸いボードや、長いボードに乗る方が、
その波に適している事だってあるっちゅうもんです。

ダラッダラのちっこい波で、眉間にシワを寄せながら
つまらなさそうにサーフィンをしているショートボーダー。

う〜ん。勿体ないな〜。
(勘違いしないでね。敵だとかそんな見方はしてませんよ。
単純にこんな世界もあるって事を知って欲しいだけ。)

浮力のあるミッドレングスに乗れば、波のキャッチは早いし、
タイミングさえ覚えれば、ショートボードでは味わえない、
ディープなターンだって、簡単にメイク出来ちゃう。

ショートボードだけが、かっこいいサーフィンで、
ファンボード(ミッドレングス)は、カッコ悪いサーフィンって言う
根拠のない定義付けは、もはや、古い考えではないでしょうか。

カリフォルニアのサーファーは、当然、そんな頭はなく、
バリバリなショートボーダーも、翌日の小波では、
ロングに乗ったりミッドレングスに乗って、
最高にスタイリッシュなサーフィンを見せてくれます。

時には、ワイドなダブルの波でミッドレングスでチャージしたり。
(ショートじゃ抜けらんないから、メイクする為に長いの出すんです。)

彼らは、波に乗る事の楽しさを知っているし、波質に合わせた
サーフボード選びを、ちゃんと、理解しているんですね。
カリフォルニアに行くと、サーフィンに対しての懐の深さを、
毎度、感じさせられます。


まあまあ、ショートボーダーを批判している気は
サラサラございません。

元ショートボーダーのオルタナティブボード崇拝者である、
私の願いというか、本当に素晴らしいんだからと言う思いが、
少しでも、皆さんに伝わればというだけの話です。


ミッドレングスは、とにかく、底知れぬポテンシャルを秘めています。

浮力を生かした、小波でのサーフィン。

早いテイクオフとパワーのないワイドな波でも
ガンガン走り抜けてくれます。

当然、そういった意味では、初心者やオッサンにも優しいボード。

一方、ビッグウエーブでのパフォーマンスも侮れない。

早いテイクオフは、水量が多く一気に掘れ上がる
ビッグウエーブでのテイクオフが圧倒的に有利。

ビッグウエーブに多いワイドなブレイクを、
簡単に抜けてしまうスピードをミッドレングスは生みます。

ビッグウエーブでの大きくドライブの効いたターン。
ショートボードでは、波の上から下までを使えるのは、
エキスパートオンリー。でも、ミッドレングスならオジさんだって出来ちゃう。

但し、ミッドレングスでデカ波に立ち向かう勇気と体力が必要です笑。



どうか、皆さん。

ミッドレングスの誤解を解いてください。
ミッドレングスは、時によって攻めのボードとして
活躍してくれるオールラウンドボードなのですよ。


サーフィンを心から愛するリアルサーファーのアナタ!

今年は、ミッドレングスで、小波から台風スウェルまで、
スタイリッシュな波乗りを楽しもうじゃありませんかぁ〜!!





攻めのミッドレングス。
当店のテーマです。

今年の夏は、誰もがビビり上がるビッグウエーブを、
ミッドレングスで命懸けのメイクやったります。





ミッドレングス愛好者の皆様、
最近、ちょっと、興味ありぃ〜、って言う貴方。

命懸けのポチ、お願いいたします!!

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ミッドレングス普及活動総責任者
ホーリー梶川