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2本のビンテージボード。
1960年台後半にシェイプされた、
ショートボードレボリューション時代初期のものです。

左は、Tom MoreyとKarl Popeが設立したMOREY-POPE。
ベンチュラが生んだブランドです。

右は、Skip Frye氏がGordon&Smithに所属していた頃にシェイプしたボード。

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Frye Speed Boardという、スキップさんのオリジナルデザイン。

1968年から69年辺りに誕生したモデル。

共にオーラがハンパないです。

歴史の重さをボードが語ってるというか、
なにしろ、別格の存在感。

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スキップさんの方は、物凄いSデッキ。
はい、当時のショートボードレボリューション時代のボードは、
こんな感じのナメクジみたいなSデッキが主流。

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ノーズ付近は、強烈に捲れ上がってます。

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フィンも時代を感じますね。

プラスティックの危なっかしい〜フィン。

フレックス性抜群っちゅうか、ブニャンブニャンな
柔らかさの塩ビに近い素材で出来ています。

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ダブルネーム。

カッコイイですね〜。

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レイルは、スーパーナイフィー。
その後のハルスタビー以上に薄く仕上げてます。

このボードは、2ラウンド程乗りましたがものスゴく速いボードです。
ターンが大変でしたが・・・。


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一方、こちらMorey-Pope。

スキップさんのが8’0”に対し、こちらは7’5”。

所謂、Vボトムっていうやつですね。

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このボードも、軽くSデッキしてますが、
スキップさんのボードほどではないですね。

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それより、このテールのVeeがハンパないです。

このボードは、まだ、乗った事がないのですが、
雰囲気的には、乗り易そう。

レイルは、ボリュームのある50/50で、クセがなさそうです。

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このボードも、これまた、変わったフィンシステムですね〜。

バリエーブル・ウエーブセットっていうシステムで、
当時としては、波に合わせてフィンの位置を調整できるという
画期的なものだったんです。


このボードも、いつか乗ってみたいですね〜。


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話は変わって、こちら、G&Sから送られてきた写真。

新しくオーダーを入れてるボードの
シェイプが終わったとのご報告です。

このぼーども、これまた、ヤバイんですよ。

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70年台に入り、Tom Moreyは、
サンディエゴに移りG&Sに加わることになりました。

そして、彼がデザインしたのがこのボードなんです。

WATERSKATEですよ!

70年代らしいアイディア。

スケートボードの乗り味を取り入れた、
全く新しいコンセプトのショートボード。

上の2本の時代から、僅か数年で、一気にボードは
5’代に突入ですからね〜。
凄まじい、時代の移り変わりだった事でしょう。

この写真、よく見てください。

31〜32歳のスキップさん。若いですね〜。
チーターファイブも決まってる〜。

あと、このフィンヤバイでしょ〜。

これも、今回、完全復刻していただく予定。

当時のシェイパーが考えた、スケートボードスタイルの
サーフボード・・・・。

どんな乗り味なのでしょう。

まあ、当時のスケートのスタイルは、今と違うので、
現代のスケートのイメージとは、また、違った乗り味なのでしょうが、
これまた、楽しい企画じゃないですか。

G&Sって、やっぱ、スゴいブランドですよ。

こうやって、歴史の紐を解いていくと、
レジェンドサーファーやシェイパーの名前が、
よくもこんなに出てくるもんだ。ってぐらい出てきますから。


G&Sの長い歴史があり、そして、まだまだ、これからも歩み続ける
彼らの歴史の中に、ほんの僅かでも参加させていただいている事に感謝ですね。

まだまだ、始まったばかりのG&Sの日本での展開。

今後を楽しみにしてて下さいね。

彼らの底力は、計り知れないモノがありますので・・・・。


みなさんごきげんよう!


今日も一気にマキました〜笑。



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ホーリー梶川