今日は、ジョシュホールがシェイプするフィッシュの話。
今回用意したボードは、左から
FISH SIMMONS QUAD 6'11"
FISH SIMMONS TWIN 6'9"
GEN 2 FISH 6'6"
SS FISH 6'6"の4本。
よく似てて、どれがどうなんだか・・・。
って方も多いと思いましたので、それぞれの特徴を比較しながら
ご説明させていただこうと思います。
先ず、フィッシュシモンズとフィッシュの差。
基本的には、フィッシュシモンズの方がテイルが絞られていて、
ストレートラインが長いです。
そして、フィッシュシモンズは、ノーズ付近からシングルコンケーブが入り、
センター付近からテイルにかけ、強いリバースVeeで流れていくボトムデザイン。
かなり深いですよ。
フィッシュシモンズの生みの親、スキップ・フライ氏も
同様のボトムデザインですが、フィッシュシモンズが生まれた
90年代頭のシェイプでは、Veeボトムが採用されており、
今の様なシングル〜リバースVeeではありませんでした。
これは、イーグルも同じ様で、当時のイーグルを見ると、
Veeボトムなっており、今の様に深いコンケーブは入っておりません。
フィッシュシモンズの次の特徴としてはレイル。
ハードエッジのダウンレイルは、ジョシュのシェイプ全てに当てはまるのですが、
7'辺りから上の長さになると、ノーズエリアは、ハルスタビーの様に
レイルは捲り上がっています。そして、8'オーバーとなると、
特に強くなります。
これが、気持ちのよいグライド感を生み、ターンを軽くさるのです。
フィッシュシモンズには、ツイン、トライ、クワッドのセッティングから選べます。
トライで生まれたフィッシュシモンズですが、それぞれに特徴があり
どれも、良さを持っています。
ツインは、一番動きが軽く、私の一番の好み。
でも、あまり短くなり過ぎると、動きが軽くなり過ぎて
ターンの伸びを感じなくなる様に私は思います。
オススメは、6’6”ぐらいからでしょうか。
トライは、一番の定番で、世界中のサーフボードの基本がトライである様に
フィッシュシモンズも、バランスのよい乗り味を体感できます。
ターン、スピードのバランスが良い様に感じます。
クワッドは、ジョシュのオススメセッティング。
8'以下なら、絶対にクワッドが良いと、彼はいつも言ってます。
でも、私は、トライやツインの方が好きなので、バランス良く
店に置く様にしておりますが、まあ、あとは好みの問題でしょうね。
クワッドは、反応が一番良いですかね。
続いて、Gen 2 FishとSS Keelの違いについて。
大きな差はアウトライン。
Gen 2の方が幅があって丸いアウトラインをしてますね。
テイル幅もSS Fishより1インチ細くしています。
ボトムにも差があります。
幅のあるGen 2は、コンケーブをかなりノーズ寄りにから
スタートさせています。
ボード全体の1/4ぐらいからシングルコンケーブが入っていますね。
一方、SS Fishは、テイルから見て1/3ぐらいからスタート。
幅のあるGen 2は、張り付くのを防ぐ必要もありますし、
シングルを強くすることで、幅がありスピードが出にくくなる事を
補う為だと思います。
乗り味の方は、SS Fishは、とにかく、速い。
波の良いショルダーの張った日なんかは、相当気持ち良く
サーフィン出来ると思います。
一方、Gen 2の方は、全体のバランス重視。
幅を持たせテイルを絞る事で、ターン性能がアップし、
どんな波のコンディションでも楽しめるボードに仕上がっています。
そんじゃあ、フィッシュシモンズとフィッシュ、どっちなんだ?!
はい。
分かりません笑
好みですから。本当に。
フィッシュシモンズの7'オーバーのグライド感と
長さの割に軽い動きが楽しめるのも最高だし、
フィッシュのドライブの効いたターンの伸びも
魅力ですしね・・・。
いずれにせよ、どちらも、本当にオススメしたい
素晴らしいボードだっていう事に違いありません。
そう、正真正銘の血統証付きサンディエゴシェイプです。
PCデス!
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ホーリー梶川
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