09111
ここんところ、急に涼しくなて参りましたね。
アパレルの商売をしている側からすると、
ワクワクしてならないこの瞬間・・・。

当店でも、アウターがボチボチ動き始めました。
ダウンなんかも動き始めてますね〜。

ダウンウエアは、毎年買い替えなきゃダメ!!
って言いたいところですが、そんなこと言ったら、
みんなに見放されちゃうので、心の中に閉まっとくとして、
本日は、皆さんの大事な大事なダウンウエアのメンテナンスについて
お話ししておきましょう。

皆さんは、冬が終わったらダウンウエアはクリーニングに出してますか?

どこのクリーニング屋さんもダウンのドライクリーニング
をやっている様ですが、私は、あまりお勧めしません。
正直、生地を傷めてしまいますから。

多分、クリーニングから帰ってきたら、生地はフニャフニャに
なっているんじゃないですか?

柔らかくて、最高!!

って思ったら、大間違い!!


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はい、大間違いなのです。

ドライクリーニングは、石油系の溶剤で汚れを落とすクリーニング方です。
石油系の溶剤は、確実にナイロン生地を傷める残念マンなのです。

ですので、クリーニングから帰ってきて、柔らか〜い!!なんて、感じたのは、
実は、生地の元気が無くなった証拠なのです。

最近見かける、激安のダウンだったらどうなっても気にならないと思いますが、
皆さんが所有している、高価で高品質な”本物”がそんな事になるのは
絶対に避けたいですね。

09112
はい。
と言う訳で、ダウンウエアは、自宅で洗濯しちゃいましょう!!
これ、実は、アウトドアウエアのメンテナンスでは昔から常識。

私も、以前から全て自分で洗濯しており、失敗なんかした事はありません。

まず、ダウンウエアの全てのベルクロ(マジックテープ)の
オスメスをしっかりと固定します。そうしないと、オスが大暴れし、
周りのナイロンがズタズタになる事があります。ご注意ください。

次に洗濯用のネットに入れましょう。
安いものだから、出来たら、ダウンが余裕で入るデカイのを一つ買いましょう!
そして、洗濯ネットに入れたら、洗濯機にぶっ込み普通に洗濯するだけ。

ただ、洗剤は、液体の中性洗剤がお勧めです。
粉末タイプは、生地に残る場合があるので、お湯で洗濯する場合なら別ですが、
液体の方がすすぎも楽でお勧めですね。

もっと、欲を言えば、アウトドアショップでダウンウエア用の洗剤があるので、
それを使うと尚良いでしょう。(私は、普通の洗剤で洗濯してますが。)

洗濯は通常のコースに対し、すすぎを多めにすると良いです。
しっかりと、洗剤を流しておかないと撥水効果が落ちてしまうからです。

洗濯が終わり、ネットから出すと、ペッタンコに潰れた
ダウンウエアを見て、貴方は確実に愕然とします。

でも、そこは、落ち着いて対応しましょう。

肩の大きいハンガーにかけ、風通しの良いところで乾燥させます。
(陽が当たるところで干した方が乾きも速くお勧めですね。
生地を痛める事はありません。)

毎日、ダウンを手に取り偏ったダウンを移動させたり、
パンパン叩いたり揉んだりして、ダウンをほぐしてやってください。
とにかく、最初は、ダウンが無くなった!って思うぐらい、
ダウンが端っこに偏ってペッタンコです。

恐らく、完全に乾くまで数日は掛かります。
それまで、毎日、”揉んでパンパン”を繰り返しますよ。
はい、揉んでパンパンです。


そして、数日後には元通りのモコモコダウンに!

最後にドライヤーでナイロン生地に温風を当ててあげると良いです。
表面の温度を上げてやる事で、生地の中に入り込んだ撥水剤が
生地の表に浮き上がり、撥水機能を取り戻しますから。

この手法は、レインウエアやウインドブレイカー、
ウインタースポーツのウエアまで、幅広く使えますので
是非、試してくださいね。


皆さん、少しは、参考になったでしょうか?

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さあ、どうしますか?
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ホーリー梶川