先週の木曜日、ハンティントンにある
Nine Lights Surfboardsのファクトリーに訪問してきました。

ここに写っている髭もじゃの方が、クラフトマンのジェフ・ベック。

忙しい中、待ち合わせ時間も無理を聞いてくれ、本当に感謝のジェフさん。
色々と話を聞かせてもらいました。

彼のワークスペースは、かなり広め。

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シェイプルームに

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サンディングルーム。

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そして、ラミネートルームは、馬が6台設置されていました。

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シェイプ中のウッドボード。
この段階では、まだ、レイルが装着されていませんね。
EPSフォームをバルサのシートでサンドイッチし整形中ってとこです。
場合によっては、ポプラのウッドシート等も使用するみたいです。

彼のボードの軽さにヒミツは、バルサにあったんですね。

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こちらは、シングルフェイスの断面図。
解り辛いかも知れませんが、バルサウッドシートがあって、
EPSは、2重構造になっているんです。
微妙にEPSの真ん中辺りにス時があるのが解りますか?
バルサ側は、軽い1オンス物を使用し、ボトム側には、2オンス物を使用し強度を確保。
よく考えて作ってますね〜。

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これ、何だか解りますか?
台の上に乗っかってる半透明の物は、細長い巨大なビニール袋。
手前の方にバルブみたいなのがあるでしょ。
あそこにコンプレッサーを繋いで、真空状態にする道具なんです。
要は、EPSブランクスにウッドシートを貼り付ける際、
ボードをこの袋の中にぶっ込み、空気を抜いて真空パックみたいに
するって言う訳ですね。
これを使えば、しっかりと圧着してくれるって言う訳です。
それにしても、凄い道具ですね。

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ジェフお手製のフューチャーフィンを見せてくれました。
ウッドフィンを製作し、その後、グラスワークでベースまで作っちゃうみたいです。
彼は、素晴らしいクラフトマンでありながら、かなりの拘り屋です。
既製品じゃ納得出来ないって訳ですよ。凄いですね〜。

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彼のEPSのラミネートには定評があります。
下のボードは、ジミー・ハンズのシェイプ。
ジミーさんのボードのラミネートも、ちょくちょく引き受けてるみたいですよ。

上のボードも気になりますね。
パラボリックでウイング付きのツインフィンだっていってました。

いや〜、彼のウッドワークの素晴らしさは、
ボードを初めてみた時に直ぐさま感じました。
そして、そのボードが、どんなファクトリーで作られているのか。
ずっと、興味があったんですよね〜。
だから、今回、訪問出来て本当にいい経験になりました。


ジェフさん、忙しい中、本当に有り難う!
次回は、サーフセッションという事で!!



徐々にカリフォルニアネタをアップしていきます!
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ホーリー梶川