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これまで日本では、ミッドレングスボードをファンボードと呼んでいました。


ファンボード


単純に”楽しいボード”という意味だけではありませんでした。


テイクオフが楽で乗り易いボード。

↓↓↓

ビギナーやオッチャン向き。

↓↓↓

カッコいいもんじゃない。



こんなイメージだったでしょう。


ところが、一昨年辺りから、ファンボードは、
ミッドレングスボードという、ちょっと、カッコいい言い方に変わり、
一躍注目される存在に。

これまでの、初心者ボードのイメージから、オシャレボードの代表的なイメージとなり、
次に手に入れたいボードNo.1となりました。

私は、大変、素晴らしい流れだと思っております。

ただ、このミッドレングスを小波用のセカンドボードだと
勘違いしている方が多いのは事実。

確かに、テイクオフが早く小波でもスイスイ走ってくれるので、
そんなコンディションでも大活躍してくれる事間違い無しなのですが、
実は、大波で最高に楽しいボードなんです。

412d
オーバーヘッドの掘れるパワフルな波。
ショートボードでは、テイクオフが送れ直ぐに捕まってしまう。
そんなコンディションって、結構、多いですよね。
(そりゃ、上手い人は別ですよ。)

そんな時、ミッドレングスボードは、ウネリからテイクオフし、
ボトムターンから、一気にその先のセクションへ走り抜ける。

ターン自体も、ショートボードだと大きなラインでターンを描くのって、
かなり難しくなってきます。
(どうしても、アウトラインが、大きい波のフェイスに合わないんですよね。
抑えるのには、技術が必要となります。)

一方、ミッドレングスボードの場合、ある程度の重さと長いストレートラインのお陰で、
伸びのある大きなラインのターンを自然に味わう事が出来るのです。

そして、今まで抜ける事の出来なかったロングウォールを、
波のトップから突っ込んでいく

”あの視界”

これは、ホント、乗った事のある方にしか解らない、異次元の悦び。


私が、最近、ミッドレングスに嵌ってるのには、ちゃんと、意味があるのです。

本当にタマラン感覚ですから。

そして、敢えてデカ波に挑むのも・・・。

30分かけてでも、沖に出る理由があるのです。



如何ですか?皆さん。


ミッドレングスボードを甘く見てはいけません。

小波だけでなく、大波を攻める最高のサーフボードなのです。


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ホーリー梶川