HAWAIIKINE701
先日、初の試乗で最高の手応えを感じた、Hawaiikine 7'0"。
Andreini/Bulletにも似た、素晴らしい乗り味のボードとお伝えしたのは、
記憶に新しいところでしょう。
私自身も、然程、パッとしたコンディションでない中での試乗でしたので、
そこまで、期待をせず望んでおりました。

それだけに、驚きが、倍増されてしまったってところなのでしょうか。

それでは、本日はこのマジックボードとも言える”ハルスタビー”を、
検証してみたいと思います。(徹底検証って言っちゃうと、大変な事になりそうなんで、
検証って事にしておきます。)

HAWAIIKINE2

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ノーズ付近は、至って普通のコンベックスエントリー。
かなりのお椀型ボトムです。

私の分析は、この上を向いたアップレイルが、ボードを大きく動かした際に水に引っ掛かる事無く、
スムースなターンが可能となるのです。

HAWAIIKINE4
テイル付近のレイルもLiddleの他のモデルと同じ作りです。
ハルスタビー独特の、エッジが無い状態。
ですが、サイドフィンがセットされている事で、
しっかりとしたテイルの踏み込みが可能となるのでしょう。

サイドフィンの角度は、ボトムに対して直角ですね。
(少し開いて見えるのは、ボトムが軽くVee気味だからです。)

HAWAIIKINE5
センターフィンは、お決まりのフレックス。
手でこれだけ曲がるって事は、水の中では、相当フレックスしている筈。

HAWAIIKINE6
ロッカーは、相変わらず弱いですね〜。
テイルロッカーなんて、殆ど無い様な物。

でも、動くんだな〜。

HAWAIIKINE7
センターフィンとサイドフィンの関係も、普通じゃありません。一直線ですから・・・。


サーフボードって、結局、乗ったときのフィーリングが全てなんですよ。

理屈じゃないっていうか、結局、波に乗った時に、どう気持ちよかったか?

そこに尽きる訳です。

色んなボードに乗った事がある方なら、感じた事があるでしょう。

このボード、最高に調子が良いよ・・・。
でも、何かが足りない様な・・・。しかも、直ぐに飽きちゃったよ。
調子は、良かったんだけどな〜。

サーフボードって、良く動くだけでは駄目なんですね。
良く走るだけでも駄目。そのバランスとそのボードが持つ個性が、
サーファーに如何に投げかけてくるか。

偉く無いのに、ちょっと、偉そうな口を利いてしまいました。


私がいつも感じている事。

レジェンドと言われるシェイパーには、言われ続けて来た理由があるのです。
例えば、ウチの店で言うと、マーク・アンドレイニ氏、グレッグ・リドル氏、スティーブ・ブロム氏。
これらのレジェンドと言われるシェイパーのボードに乗ると、
どんな方でも、必ず、心に響く感動があるものなのです。

今日、紹介した、Liddle/Hawaiikine。

このボードも同じ。

乗ってるサーファーを感動させる、素晴らしい”何か”を持ったボードです。


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ホーリー梶川