少し前から、海でよく見かけるようになった、あの黒いボードAVISO。

中空で、カーボンの成型ボードで、軽くて丈夫。なんて事をよく耳にはしていたのですが、初めて乗る機会がありましたので、その感想を皆様にご報告。

乗ったのは、先日のブログでもご紹介した”天国に行ったあの日”です。
波の方は、申し分ない状況での試乗でしたので、ボードの特性はある程度、摑めたと思っております。

今回お借りしたボードは、COLEのBLACKDIAMOND3 5’2”というモデルでした。
そもそもが、個性的なアウトラインとボトムデザインを持ったボードですので、その辺りを踏まえ、あくまでもAVISOということに関して、レポートしたいと思います。

まず、テイクオフは、フォームボードでは成し得る事の出来ない、異次元のものでした。
1回目のテイクオフは、早すぎてオケツがまくり上がり、ワイプアウトしてしまうほどです。
2回目以降は、ロングボードのポジションから、少しインサイドによったところで波待ち。とてつもなく早いですね。このボードなら、どんなに人が多くても、乗りたい波は、全てゲット出来ると思ったぐらいです。

テイクオフ後に、少し違和感を感じました。
ボードが軽いのと浮力が強いので、少し意識をしないと、ボトムにボードが降りていかないのです。
意識しながらボトムに降りるライン取りをして、トップに上がって行く。って感じでした。
通常のフォームボードだと、このラインでサーフィンをしていたら、恐らく、波においていかれちゃうと思います。
AVISOは、パワーの無いセクションに入った際も、沈まない船の様に前に進んで行く感じでした。少し、意識して、ボトムに降りることを心掛けたら、スピードを維持しながら良い動きが出来るボードなのでしょう。

テールを踏んだ時のボードの返しは、凄いですね。ボードが軽いですもんね。

まあ、サーフボードは、人によって感じ方は様々。
色んな捉え方があると思いますが、コイツは、もう一度、ゆっくりと乗ってみたいボードの一つですね。